ベルトラは2022年7月22日、同社が運営するクラウドファンディングサイト「Zenes(ゼネス)」上で、オーストラリア・クイーンズランド州グラニットベルトのシロメィワイナリーが醸造する「スパークリングレッドワイン」を期間限定で販売開始した。
オーストラリアのグラニットベルト地方では、新型コロナウイルス感染症の影響と干ばつの被害により、ワイン生産の危機に直面している。シロメィワイナリーでも、社員の60%がリストラを余儀なくされ、手間と時間をかけてつくられる幻の「スパークリングレッドワイン」の生産も危ぶまれている。そんな窮地を救い、希少なワインを日本のユーザーに届けるべく、同地方のワインを輸入するGranizoの代表・佐藤泰士氏の企画のもと、クラウドファンディングに挑戦することとなった。
シロメィワイナリーの若き醸造家ダニエルは、グラニットベルト地方で生まれ、幼い頃からワイン畑に囲まれて育った。新型コロナの影響でシロメィワイナリーをやむなく退職した彼は、ワインの栽培や醸造について大学で学び直し、ワイナリーへ復帰。その後は、大学に通いながら、「スパークリングレッドワイン」を醸造している。
「スパークリングレッドワイン」は、ボルドー地方で赤ワインをつくるときに主に補助品種として使われている、プティ・ヴェルドを100%主役として使用。その挑戦的かつ斬新な試みが、世界でも類を見ない唯一無二の赤スパークリングワインを生み出すこととなった。
こうして生まれた「スパークリングレッドワイン」は、二酸化炭素を注入することなく、3~5年の自然発酵でつくられている。自然発酵の泡は、シルクのように柔らかく、繊細な味わいの中にもしっかりとした凝縮感があり、世界でシロメィワイナリーだけがつくることができる希少な逸品だ。
申し込み期間は2022年12月24日まで。価格は7000円(税・送料込)で、3本セットやオーガニックワインとのセットなども用意している。
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