KNT-CTホールディングスは2022年8月29日、グループ企業の近畿日本ツーリスト、クラブツーリズムが、ワイン文化日本遺産協議会と包括連携協定を締結したと発表した。今後、日本ワインの普及啓発を目的にしたイベントなどに取り組んでいく。
ワイン文化日本遺産協議会は、2020年に茨城県牛久市と山梨県甲州市が共同で設立。日本ワインの歴史において重要な地位を占める両市が、共同で申請した「日本ワイン140年史~国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」が日本遺産の認定を受けたことをきっかけに設立され、協力して事業を発展させることを目的としている。
今回の包括連携協定により3者は、日本遺産や構成文化財などを生かした地域活性化に取り組んでいく。まちづくりや地域振興、観光拠点のブラッシュアップなどを連携して行い、地域の魅力を国内外へ発信していく。
具体的には、日本遺産ストーリーを体感する旅行商品やイベントの企画、「日本文化サポーター制度(仮称)」の導入などを検討している。また、果樹やワイン、ビールなどを中心に、観光客向けの地域特産品を開発し、販売を促進する。
同協定は2022年8月27日に締結され、同日開催の「牛久シャトー日本遺産フェスタ式典」で発表された。ワイン文化日本遺産協議会は今回の協定について、「日本遺産ストーリーの事業が、3者の連携により活性化されることを目指すとともに、日本ワイン発祥の地として、魅力あるまちづくりや観光施策の推進に尽力していきたい」とコメントしている。
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ワイン文化日本遺産協議会と近畿日本ツーリスト株式会社及びクラブツーリズム株式会社との包括連携協定の締結について