三菱食品は2022年9月27日、日本ワインの「J-CRAFT WINE」シリーズ4品を発売した。日本ワインのおいしさやつくり手の情熱、地域の特色あるぶとうでつくられた日本ワインのブランドを知ってもらいたいと、「第5回日本ワイナリーアワード2022」を受賞した4ワイナリーの協力のもとで開発。手頃な価格で、個性豊かな日本ワインを飲み比べできる。
北海道池田町の十勝ワインが手掛ける「J-CRAFT WINE 十勝醸造 赤」は、独自開発品種の山幸とツヴァイゲルトレーベをブレンドしている。ぶどう栽培に適さなかった十勝で開発された山幸は、越冬中に樹が痛むことがなく、健全なぶどうを収穫できる。ラベルには、十勝ワインのワイン城が描かれている。
岩手県産の「J-CRAFT WINE エーデルワイン 白」は、エコファーマーの認定を受けた栽培農家による、安心・安全で良質な岩手県産のぶどうを100%使用している。かんきつのようなフルーティーな香りが感じられ、ほのかな甘みと伸びのある酸で爽やかな味わいが特徴。ラベルには、花巻市の花として認定されているハヤチネウスユキソウがデザインされている。
長野県の林農園が醸造する「J-CRAFT WINE 五一わいん 赤」は、マスカット・ベーリーAとメルローを使用。通気性がよく、果実への日照量が安定する“ハヤシ・スマート方式”で育てられたぶどうは、完熟して糖度も高く、軽やかな果実味と柔らかなタンニンを感じるバランスの取れたワインに仕上がっている。ラベルには、桔梗ヶ原の玄蕃乃丞狐という伝説の狐が描かれている。
山梨県にある勝沼醸造の「J-CRAFT WINE 勝沼醸造(株) 白」は、棚仕立てで育成した日本固有品種の甲州を使用している。同地に根付いて1300年といわれる甲州の繊細な香りと味わいを感じる秀逸なワインに仕上がっており、ラベルには甲斐・武田氏の紋である武田菱のイメージ画がデザインされている。
4品とも500mlボトルで提供され、価格は1380円(税別)。スーパーマーケットなど、全国の取扱店で購入できる。