東急百貨店は2023年1月27日、東急百貨店本店のワイン売り場を移転し、「THE WINE by TOKYU DEPARTMENT STORE」としてオープンすると発表した。およそ2000種類のバラエティ豊かなワインを揃え、接客はソムリエなどの有資格者が対応する。
東京・渋谷の東急百貨店本店が2022年1月31日に閉店し、55年の歴史に幕を閉じた。渋谷の再開発に伴うもので、跡地には複合ビルが建設される。新たな複合ビルに同百貨店が入居するかは未定だが、ワイン売り場「THE WINE」の継続を望む声を受けて、閉店後の移転が決定した。
名前を新たに「THE WINE by TOKYU DEPARTMENT STORE」と変え、東急百貨店本店の跡地近隣（渋谷区松濤）にオープン。コンセプトはそのままに路面店として再出発し、これまでの顧客に加え、新たな客層へのアプローチも目指す。
定番ワインや低価格帯のワインをはじめ、希少性の高いワインからトレンドまで幅広く網羅し、約2000種類を揃える。希少ワインの有料試飲会やワイン生産者によるセミナーなど、さまざまなイベントも開催予定だ。
また、移転に伴い、新たに有料試飲ワインサーバーを設置する。セルフで使用でき、最大10席の試飲カウンターで気軽にワインの試飲ができるようになる。
路面店のオープンは、2023年3月10日の予定だ。
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