メルシャンは2023年11月24日、ドネーション企画「日本ワインの未来を応援しよう!」で集まったワインの売上金の一部を贈呈すると発表した。同社の自社管理畑や契約畑がある山梨、長野、福島、秋田の4県5機関に随時寄付する。
「日本ワインの未来を応援しよう!」は、メルシャンが2018年から実施するドネーション企画。6回目となる今回は、2023年10月1日~11月10日の期間に実施された。日本ワインの原材料となるぶどう産地の活動を支援することが目的で、メルシャンが販売するワインの一部を対象とし、期間中の売り上げ1本につき10円を寄付に充てるというものだ。
対象となったのは、「シャトー・メルシャン」シリーズを中心とした日本ワイン。他にも「日本のあわ」シリーズや、秋田県横手市のぶどうを使用した「大森産ブドウのワイン」シリーズ、福島県会津美里町のぶどうを使用した「会津美里シャルドネ」シリーズなど、46品が対象となった。
今年は、各県に18万2000円、合計で72万8000円が寄付される。山梨県では甲州などのワイン用ぶどうの生産振興を目指し、栽培技術開発に活用される。長野県では、塩尻市と上田市に寄付され、各地域のワイン産業活性化などに活用する。福島県では生産者支援や県内外向けの宣伝活動に、秋田県では今後のぶどう栽培の担い手確保や育成に利用される。