SAKE女の会は2024年4月18日、女性のワイン専門家が審査する「第18回フェミナリーズ世界ワインコンクール」で、日本ワインを含む日本産酒118アイテムが金賞・銀賞を獲得したと発表した。
「フェミナリーズ世界ワインコンクール」は、2007年にスタートしたフランス発祥の国際コンクールだ。各部門の最高得点に与えられるTOP OF THE BESTに輝いた銘柄は、前年比263%の売上増を達成するなど販売効果も絶大で、世界中から毎年3000~4000種のワインが集結する。ソムリエや醸造家、ワインジャーナリスト、シェフなど、世界の女性ワイン専門家が300~500人集まり、厳正なブラインドテイスティングで審査する。
今大会は、フランス・ブルゴーニュで2024年4月8~9日に開催され、9カ国から3510アイテムがエントリーした。日本からは昨年の348アイテムを上回る368アイテムが出品され、日本ワイン41アイテム、日本リキュール10アイテム、日本酒44アイテム、日本産蒸留酒18アイテムが入賞した。また、今大会から新設されたクラフトビール、クラフトシードル部門で、日本産ビール3アイテム、日本産シードル2アイテムが入賞している。
2016年の第10回大会から審査に参加している日本広報大使兼フェミナリーズ名誉審査員の友田晶子氏は、今年の日本ワインについて「全体に柔らかく滑らかな味わいのものに評価が集まる傾向がある。インターナショナルな品種も十分に評価されている。逆に、山ぶどうなど珍しい品種の評価も高いことが興味深い」とコメントしている。
なお、日本での表彰式とTOP OF THE BESTの発表は、2024年6月下旬にYouTubeの「SAKE女チャンネル アッコ先生のお酒相談室」で発表予定だ。
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