2024年09月

「日本ワインコンクール2024」受賞式開催、新設のグランドゴールド賞を2銘柄受賞

日本ワイナリー協会は2024年8月30日、「日本ワインコンクール(Japan Wine Competition)2024」の表彰式を山梨県庁で開催した。20回目となる今回は、最高賞「グランドゴールド賞」が新設され、2銘柄が受賞した。

日本ワインコンクールは、国産ぶどうを100%使用した日本ワインのみを対象とする。2003年に初めて開催してから今年で20回目を迎え、昨年を上回る941本がエントリー。金賞が36銘柄、銀賞が125銘柄、銅賞が196銘柄、部門最高賞とコストパフォーマンス賞がそれぞれ9銘柄という結果となった。

今大会では、92点以上を標準とする各部門のエントリー数の1%相当のワインを「グランドゴールド賞」に選出。金賞より上位となる賞で、安心院ぶどう酒工房の「安心院ワイン シャルドネリザーブ2023」と、ドメーヌレゾンの「中富良野ソーヴィニヨンブラン」が初受賞した。

グランドゴールド賞を受賞した「安心院ワイン シャルドネリザーブ2023」(4333円税込)は、完熟した良質のシャルドネを使用した白ワイン。新樽で発酵・貯蔵し、樽と果実の香味のハーモニー、長い余韻を楽しめる。安心院ぶどう酒工房では、自社圃場を広げるとともにシャルドネの作付けが増えており、品質向上に努めているという。今回の受賞は、「圃場の品質が向上している証」だとコメントしている。

また、「中富良野ソーヴィニヨンブラン」(3300円税込)は、早摘みと遅摘みのぶどうを別々に仕込んだ後にブレンドした、スッキリした味わいを特徴とする。あえて酸味を処理せず、若々しい青草の香りを残したまま、味に厚みを持たせている。ドメーヌレゾン本店やドメーヌレゾン富良野マルシェ店で販売するほか、銀賞・銅賞の受賞ワインとの3本セットをオンラインショップで提供している。


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About the author /  tomo

量販店の販売員、製造メーカーの設計部を経て、フリーライターに転身。ゆっくりお酒を飲みながら愛猫と戯れる夜のひと時に幸せを感じている。