スペインのワイナリー、ジュヴェ・カンプスは2024年9月5日、同社が英語版の出版を支援しているワイン百科事典『ワイン・サピエンス』の英語版第Ⅲ巻、第Ⅳ巻の世界初公開記念イベントを東京・虎ノ門で開催したと発表した。4日間にわたるイベントには、日本国内のシェフやソムリエ、プレス関係者らが招待された。
『ワイン・サピエンス』は、レストラン業界に関する情報を収集・整理するため、ブリペディア・プロジェクトの一環として制作されている。エル・ブリ財団が主導しているが、エル・ブリはかつてスペインに店を構え、“世界一予約が取れない”と言われたレストランの名前として知られる。財団の創設者は、同レストランの料理長だったフェラン・アドリアだ。
彼は、料理に分子ガストロノミーを取り入れた先駆者と言われ、前衛的な料理で人気を博したレジェンド。『ワイン・サピエンス』英語版の刊行について、「ワインの知識を世界中に届けるための重要な一歩であると信じている」とコメントしている。
同事典は全8巻。現在1巻から4巻まで出版されており、エル・ブリ財団の公式サイトから購入できる。3巻のタイトルは「Wines. From market to wine list」で、ワインがワイナリーからレストランのメニューに登場するまでの過程を解説。4巻のタイトルは「Wines. Sommellerie: wine in the fine-dining restaurant」で、レストランのソムリエの仕事に特化した内容となっている。
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