2024年10月

日本ワインの歴史をひも解く小冊子『甲州シルクロード物語』発売

   

マイストーリーインカードは2024年9月7日、同社の代表取締役・新居直明氏によるショートストーリー『甲州シルクロード物語:歴史探訪・日本ワインの夜明け前』を刊行した。

新居氏は、“伝統を守り未来を拓くチャレンジ”をテーマに、ノンフィクションストーリーを執筆している。本書では日本ワインの歴史について、日本初の民間ワイン醸造会社となった大日本山梨葡萄酒会社に焦点を当てながら、数多くの優れた文献をひも解きつつ、ストーリーとしてたどっている。

今や日本有数のワインの産地として知られる、山梨県甲州市勝沼。大日本山梨葡萄酒会社は明治10年(1877年)に同地に設立されたが、それとともにワイン用ぶどう栽培と醸造技術を習得するため、2人の従業員をフランスに派遣した。

本書は、勝沼の沿革と江戸期のぶどう栽培に始まり、甲州ぶどうのルーツなどをたどる。さらには、明治時代初期に、なぜ祝村(現在の甲州市勝沼町の上岩崎・下岩崎・藤井地区)に大日本山梨葡萄酒会社が設立され、土屋龍憲・高野正誠という2人の人材を海外派遣し得る情熱と力があったのか、その疑問に答えるために歴史をひも解いていく。

Amazon KindleまたはPaperback出版で提供され、電子書籍版は150円、ペーパーバック版は850円(いずれも税込)。日本ワインの夜明けに迫る、ワイン愛好家必読の1冊だ。


<関連リンク>
『甲州シルクロード物語』 歴史探訪・日本ワインの夜明け前

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About the author /  tomo

量販店の販売員、製造メーカーの設計部を経て、フリーライターに転身。ゆっくりお酒を飲みながら愛猫と戯れる夜のひと時に幸せを感じている。