アンリ・ジロー ジャパンは2024年10月1日、リザーブワイン「PR 90-20」を発売した。前年までのワインに新ヴィンテージを継ぎ足すパーペチュアルリザーブでつくられており、複雑なアロマが楽しめる。
1625年にアイ村でその歴史の幕を開けたアンリ・ジローは、化学薬品の使用が一般的だった30年以上前に、除草剤や殺虫剤、防カビ剤を使用しないワインづくりをスタート。自然を尊重し、手間を惜しまず育てた健全なぶどうを使ってワインを生み出している。
アンリ・ジローは、複数のヴィンテージの要素を調和させるパーペチュアルリザーブという手法をシャンパーニュで最も早く取り入れたシャンパーニュメゾンでもある。毎年ワインができるたびに、それまでのリザーブワインに継ぎ足し、今日まで世代を超えて維持し続けてきた。
今回発売する「PR 90-20」は、特別な樽で熟成する「フュ・ド・シェーヌ MV」で使用する1990~2020年のキュヴェと、1950年代にリザーブを開始した「エスプリ・ナチュール」用のキュヴェをブレンドしている。10年以上の歳月をかけて完成させた1本で、生き生きとした力強いエネルギーにあふれ、ドライで緊張感のある洗練された味わいを楽しめる。
トーストやグレープフルーツ、ドライオレンジ、チョークの香りにクローブのニュアンスが感じられ、ドライで緊張感のある洗練された味わいを持つ。時の流れが醸し出す熟成感と、空気のような軽さが同時に感じられる。
希望小売価格は3万8000円(税別)。すぐに飲んでも、熟成させても楽しめる1本だ。