MHD モエ ヘネシー ディアジオは2024年10月24日、2016年に収穫したぶどうから醸造した「モエ・エ・シャンドン グラン ヴィンテージ 2016」「同 ロゼ 2016」を発表した。同年12月中旬ごろより、順次販売を開始する。
モエ・エ・シャンドンの「グラン ヴィンテージ」は、最高醸造責任者のブノワ・ゴエズ氏と醸造家、ぶどう生産者による専属チームがぶどうのポテンシャルを分析してつくるシャンパーニュだ。1842年のリリース以来、70以上のヴィンテージを提供している。
2016年は荒天に多く見舞われたが、総収量は控えめながらも上質なぶどうを収穫できた。77番目のヴィンテージとなる「モエ・エ・シャンドン グラン ヴィンテージ 2016」は、最善のバランスを引き出すため、シャルドネのブレンド比率を例外的に高めた。トーストしたパンや穀物、ヘーゼルナッツを思わせる香りの後に、柔らかいジンジャーブレッドやプラム、カリン、オレンジの花などをブレンドしたようなフルーティーかつフローラルな香りが続く。爽やかさとクリーミーな泡立ちを楽しめる1本だ。
46番目のヴィンテージとなった「モエ・エ・シャンドン グラン ヴィンテージ ロゼ 2016」は、ピノ・ノワールの力強さ、シャルドネのエレガンスさ、ムニエのまろやかさを融合させ、完熟したラズベリーやブルーベリー、バラ、ハイビスカス、スミレなどの繊細でカラフルな香りと、ジンジャーブレッド、チョコレートパウダーのニュアンスが感じられる。口当たりは心地よくしなやかで、後味はわずかな渋味と共にシルクシフォンのような軽快さを味わえる。
希望小売価格(税込)は、「モエ・エ・シャンドン グラン ヴィンテージ 2016」が1万4740円、「同 ロゼ 2016」が1万6610円。約7年間の熟成を経て、提供される。
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