もう紅葉のピークは終わってしまったが、「出掛けた先でワインを飲みたい」なんて気分になること、ないだろうか。
そんな気分のときにワインボトルを持ち歩こうと思っても、どうしてもかさばってしまう。空になったら瓶がゴミになるし、適温を維持するのも大変だ。
開発者は「いつでもどこでも、おいしくワインを飲みたい」とでも考えたのだろうか。気軽にワインを持ち歩け、さらにはホームパーティでも話題のタネになりそうなバッグが海外で販売されている。
それが「PortoVino」だ。
一見、普通のバッグだが、実は「ワインを持ち運べるバッグ」だ。どのようにワインを持ち運ぶのかは、動画を見てもらうとよくわかる。
ワインを注ぎ口のついた袋(パーティパウチ)に入れ、そのパーティパウチをバッグの中に収納し、持ち運ぶという仕組みだ。
パーティパウチを入れる場所にはチャックが付いているため、バッグを開けてもワインは見えない。また、保冷バッグのようになっているので、外でも適温のワインが楽しめるというわけだ。
パーティパウチは、ワインボトル2本分に当たる1.5L収納可能。繰り返し使えるが、3個セット、17.95ドル(約2040円)でも発売されている。
重いワインに耐えられるしっかりとした作り。ワインを持ち運ばないときでも、通常のバッグとして使用できるのがうれしいところだ。
カテゴリーは“パーティバッグ”
SNSでPortoVinoへの反応を見ると「アルコールがやめられない人向けのバッグ」という投稿が多かったが、仕事場や飲食店にこっそりとワインを持ち込むためのバッグではない。
一部では望ましくない使われ方もされているようだが、あくまでもパーティを楽しむアイテムとして提案されているバッグだ。
気になる評判は……
バッグの価格は74.95ドル(約8500円)。色は黒・赤・青・ゴールド・プラチナ・クリムゾン・ネイビー・オニキスの全8色。キャンパスバッグタイプのものは、39.95ドル(約4540円)と割安だ。
気になる評価はというと、丈夫さや使いやすさは高評価のようだ。「ボトル2本分のワインを入れても、財布やメイクポーチなどを収納するスペースが十分にあった」「本物のレザーのよう」という声もあった。また、「周囲の視線を集められた」など、購入者の満足度は高いようだ。
ただし、開封後は独特の“匂い”がするらしい。2日間ほど空気にさらしておくと自然に無くなるとのこと。
2018年1月で発売1周年を迎えるこのバッグ。現在のところ、公式ショップでは日本への出荷には対応していない。