メルシャンは2018年8月28日、「ボン・ルージュ」シリーズの新製品として「ボン・ルージュ プレミアム ペットボトル 赤」を発売した。
「ボン・ルージュ」シリーズは、1996年から販売を続けているロングセラー商品。果実のおいしさと健やかさを最大限に引き出した。ポリフェノールやアントシアニン、GABAなどの成分を一般的なワインよりも多く含み、現在はペットボトル・瓶・紙パックで販売している。
今回発売された「ボン・ルージュ プレミアム ペットボトル 赤」は、“スーパーポリフェノール”と呼ばれる「レスベラトロール」を、同社製品と比べて3倍多く含む。
メルシャンは、「付加価値の高い『ボン・ルージュ プレミアム ペットボトル 赤』をプレミアムレンジとして数量限定発売することで、ブランドの強化を図るとともに、ワイン市場の活性化を図ります」としている。
“スーパーポリフェノール”レスベラトロールとは
ボン・ルージュ プレミアムの特徴であるレスベラトロールは、黒ぶどうの果皮に多く含まれるポリフェノールの一種だ。アンチエイジングを目的としたサプリメントにも含まれているが、内臓脂肪の蓄積抑制や動脈硬化の進行抑制、記憶力の改善、不安情動の緩和など、心身への健康作用が報告されている。
例えば、ワイン大国・フランスでは動物性脂肪の消費が多い。しかし、心疾患による死亡率は低いという逆説的な状況になっており、「フレンチ・パラドックス」と呼ばれている。レスベラトロールは、この「フレンチ・パラドックス」にも関与しているのではないかと考えられている。
レスベラトロールを最も効率よく摂取することができると言われているのが、赤ワインだ。赤ワインのグラス1杯(125ml)から摂取できる量を他の食品から摂取しようとすると、ピーナッツなら5kg、ダークチョコレートなら板チョコの状態で29枚、赤ぶどうでも416gも摂取する必要がある。
また、アルコールとともに摂取することで、血中に吸収されやすくなる効果があるそうだ。
レスベラトロール高含有商品の開発を目指して
2018年8月23日にメルシャンによって開催されたセミナー「今さら聞けない!? ポリフェノール」によると、同社は海外でワインやぶどう原料の開発を進めており、レスベラトロールを多く含む原料開発に成功したという。
果皮にレスベラトロールを多く含む品種には、メルローやピノ・ノワールがある。同社は、原料開発に成功したものの、安定供給に大きな課題があったそうだ。他社が追随できない開発技術を活用し、課題だった安定供給をクリアし、製品化にたどりついた。
渋みが強すぎず、芳醇な香りとコクが楽しめる「ボン・ルージュ プレミアム ペットボトル 赤」。オープン価格にて全国各地にて発売中だ。
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「ボン・ルージュ プレミアム ペットボトル 赤」数量限定新発売