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2018年もボジョレー・ヌーボーの解禁日を迎えた。今晩楽しむボジョレー・ヌーボーをどれにしようか、ワクワクしている方も多いことだろう。
中には、「どのボジョレー・ヌーボーを飲むべきか、決めきれない!」という方もいらっしゃるかもしれない。今回はそんな方に向けて、2018年のボジョレー・ヌーボーについて、現地・フランスでの評価に基づいたおすすめの一押しワインはどれか、ご紹介していきたい。
本記事でお伝えするのは、11月11日にフランス・リヨンで開催された「第18回トロフィー・リヨン・ボジョレー・ヌーボー 2018」の結果だ。トロフィー・リヨンは、ボジョレー・ヌーボーを評価する唯一の公式ワインコンクールで、2018年は450を超える銘柄を対象に、フランス内外の110名以上のワイン専門家がブラインドテイスティングで審査に当たった。
その結果、10銘柄が最高金賞に選ばれ、ボジョレー・ヌーボー38銘柄、ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー39銘柄が金賞に選ばれた。
現地の専門家たちに評価された最高金賞・金賞受賞ワインのうち、日本でも入手しやすいと思われる銘柄を取り上げていこう。
最高金賞:ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー / ミシェル・マーレ
ボジョレー地区で560件の農家が所属するワイン生産者協同組合「シーニュ・ヴィニュロン」から、大阪府のワイン輸入会社・徳岡が原料を直接買い付けてアッサンブラージュした1本が最高金賞に選ばれた。
価格は販売店によって異なるが、Amazonでは1本1922円で販売中だ。
最高金賞:ボジョレー・ヌーボー、ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー / コラン・ブリセ
2017年に続いての最高金賞受賞となった。ボジョレー・ヌーボーとボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーが共に最高金賞受賞に輝いたコラン・ブリセは、一部の酒販店などで取り扱っているようだ。
なおコラン・ブリセの「ボージョレ・ヌーヴォー ノン・フィルター」については、通販サイト「AEON de WINE」では2480円(税別)で購入可能だ。
最高金賞:ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー / ジャン・ロロン
2017年に続く最高金賞受賞となったジャン・ロロン。一部スーパーなどで販売されている。
金賞:ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー / プレ・ペール・エ・フィス
プレ・ペール・エ・フィスは、創業1747年、270年余りの歴史を持つ名門ワイナリー。2010年に最高金賞を受賞し、2017年も金賞に輝いた。
日本ではカルディコーヒーファームで販売される。価格は750mlボトルが2180円、375mlボトルが1380円(共に税別)。昨年解禁時には1日で1万2000本以上を販売した実績があるという。
金賞:ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ ヴィエイユ・ヴィーニュ / アンリ・フェッシ
※ 画像左下が「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ ヴィエイユ・ヴィーニュ」
アサヒビールが国内販売するアンリ・フェッシからは、「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ ヴィエイユ・ヴィーニュ」が金賞に選ばれた。
樹齢50年以上の古樹から収穫・厳選した完熟ぶどうを使用。濃厚で複雑味を帯び、力強さと上品さを兼ね備えた味わいが魅力の1本だ。
アンリ・フェッシはこれで、2015年以来、4年連続金賞受賞ワイナリーとなった。
金賞:ボジョレー ヌーヴォー 2018 プリムール / ジョルジュ デュブッフ
※ 写真は「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2018」
サントリーが取り扱うジョルジュ・デュブッフのボジョレー・ヌーボーからは、料飲店向けの「ボジョレー ヌーヴォー 2018 プリムール」が金賞に輝いた。お店でボジョレー・ヌーボーを楽しもうとしている人は、試してみてはいかがだろうか。
スーパーや酒販店、ファミリーマートなどで手軽に買える「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2018」は銀賞を受賞している。
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Palmarès 2018