2019年9月12日、ワインインポーターのオーレジャパンが、東京・銀座のホテルモントレ銀座でワイン試飲会を開催した。小規模から中規模のワイン生産者を訪問し、ワインの品質や味わい、つくり手の姿勢に共鳴したもののみを厳選して輸入するオーレジャパン。このシリーズでは、こだわって選び抜いたワインの中から、オーレジャパンが特におすすめする、素晴らしいつくり手をご紹介する。
ドメーヌ・ロッシュ・オードラン
4代続くぶどう農家の当主ヴァンサン・ロッシュにより、1998年に設立されたワイナリー。2006年にビオディナミ認定を受けた。古樹を丁寧に育てるロッシュのぶどうは、「ジャン・ルイ・シャーヴ」「ギガル」といった大手メゾンの取引先から高評価を受けてきたが、現在はワイナリーとしても確固たる地位を築きつつある。
コート・デュ・ローヌ
生産地:ローヌ
品種:グルナッシュ、シラー、カリニャン
特徴:ロッシュのスタンダード・キュヴェ。60年を超える古樹のぶどうを使用し、しっかりとしたボディとエレガンスが共存するバランスの良いワインに仕上がっている。
参考価格:1970円
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・セザール
生産地:ローヌ
品種:グルナッシュ
特徴:古樹のグルナッシュを使用。恵まれたテロワールの力がぎゅっと詰め込まれた素晴らしいワイン。ジャムやコンフィチュールのような凝縮した果実香に対し、口当たりはぶどう果汁をそのまま飲んでいるかのような軽やかさ。フレッシュさと複雑味が絶妙に調和する。
参考価格:2800円
コート・デュ・ローヌ・キュヴェ・ナチュール・サンスフル
生産地:ローヌ
品種:グルナッシュ、シラー
特徴:酸化防止剤を加えずにつくられた、無添加のサンスフル。40日間にわたる醸造期間を経て、コンクリートタンクで半年間熟成させた。フレッシュさを失わないよう早めにボトル詰めされる。ロッシュのビオディナミの集大成としてつくられ、木イチゴなどのチャーミングな赤果実が口中ではじけるようだ。
参考価格:2970円