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何でもない毎日をおいしく彩ってくれるワイン。できることなら、おいしいワインを手軽な値段で購入したいものだ。この企画では、各小売店の担当者に、“ナカの人だからこそ知っている、コストパフォーマンス抜群のワイン”を伺っている。
今回取り上げるのは、大手スーパーの「イオン」。イオンというと、ワイン初心者が手に取りやすい1000円以下のワインが注目されがちだが、今回はワイン好きな人にこそ飲んでもらいたいカジュアルな白ワインを、イオンのワイン担当者に紹介してもらった。
クリオス トロンテス
生産国:アルゼンチン
ぶどう品種:トロンテス
参考小売価格:1480円(税別)
アルゼンチンの固有種であるトロンテスを使用した白ワイン。2016年と2017年の2年連続でパーカーポイント90点を獲得した、実力派ワインだ。アルゼンチン初の女性ワインメーカーとして知られる、スサーナ・バルボがオーナーを務めるワイナリーが手掛けている。
◆担当者からのおすすめポイント
「白桃、洋ナシ、白い花、シトラスの香りと、魅力的な果実味をとりまく心地よい酸味が楽しめるワインです。繊細な香りと風味に満ちた豊かなボディが感じられます」
ダンレール・ドゥタン ソーヴィニヨン バイ ジェフ・カレル
生産国:フランス
ぶどう品種:ソーヴィニヨン・ブラン
参考小売価格:1380円(税別)
「ダンレール ドゥタン(Dans l’Air Du Temps)」は、「時代に沿って」を意味するフランス語。複雑な香りを持つワインにこの名前がついているのが、なんともドラマチックだ。
◆担当者からのおすすめポイント
「かんきつ類の皮、カシスのつぼみ、スモークしたバター、かすかに感じるバニラなどの豊かな香り。フレッシュかつ爽快で、まろやかな味わいです」
カルフェルツ リースリング・フルフトズース
生産国:ドイツ
ぶどう品種:リースリング
参考小売価格:1980円(税別)
ドイツで最も多く栽培されているぶどう品種、リースリングを使ったワイン。特に、このワインを生産した「カルフェルツ」があるモーゼル地方は、伝統的なリースリングの生産地として知られている。より発酵を進めてアルコール度数を高くし、辛口に仕上げた「カルフェルツ リースリング トロッケン」もあるので、飲み比べてみても楽しそうだ。
◆担当者からのおすすめポイント
「発酵を早めに止めることで、より果実味を残し、アルコール度数を10%に抑えたやや甘口のワインです。洋ナシやリンゴ、甘いアーモンドの香りがある、とてもフルーティなワインで、甘さと酸味のバランスが完璧です」
おまけ:1000円以下のおすすめワイン「オー レゼルヴァ ゲヴェルツトラミネール」
生産国:チリ
ぶどう品種:ゲヴェルツトラミネール
参考小売価格:980円(税別)
生産者の「エミリアーナ」は、チリ最大の有機栽培畑を持つワイナリー。「オー レゼルヴァ」シリーズは、イオンのオリジナル商品だ。同シリーズには、他にシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールなどもある。
◆担当者からのおすすめポイント
「口に含むと、ライチやリンゴ、アプリコット、マンダリンオレンジの香りとともに花の香りがあらわれる、チリ産オーガニックワインです。適度なボリュームがあり風味豊かな味わいで、余韻は甘くフルーティです」
4本全て、生産国・ぶどう品種が異なるバラエティ豊かな選出となった。それぞれ個性的で特徴のあるワインなので、「今日は、おいしくていつもと違うワインをお得に味わいたい!」という時には、この記事を参考にしてはいかがだろうか。