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暑い夏に飲みたくなるのが、キリっと冷やしたワイン。冷やして楽しむというと、白ワインのイメージがあるが、ロゼワインなら食卓に華やかさをプラスし、オンライン飲み会や日々の食卓、“おうちアペロ”などに幅広く活躍してくれる。
今回は、ワイン愛好家からも信頼される「カルディコーヒーファーム」が提案する、冷やしておいしいロゼワイン4本と氷を入れても楽しめるワイン1本をご紹介したい。
冷やしておいしいワインとは?
ワインには、個性に応じた適温がある。温度を下げることで、ワインのフレッシュさや酸味のシャープさが際立つが、その一方で香りが隠れてしまう場合もある。温度を上げると、ぶどうの甘みが強くなり、酸味は柔らかく、渋みはまろやかになる。タンニンからくる渋みの強いワインは、温度を下げてしまうと渋みが際立ってバランスを崩してしまうので、常温(18℃)に近い方が良いとされている。
ワインを購入する際は、店員さんに適切な温度を聞いてみるといいだろう。ラベルに表示されていることもあるので要チェックだ。
ロゼワインは飲む前に冷蔵庫で3~4時間ほど冷やすか、氷水に20分ほど浸しておき、6~10℃ほどで楽しむのがおすすめだ。極甘口のものであれば、さらに冷やすとすっきりとした甘みになる。
ロゼワインに含まれている黒ぶどう由来のタンニンは、赤ワインに比べて軽やか。ただし、樽熟成しているものは樽由来のタンニンがあるので、10℃以上で味わったほうが、個性を楽しめることもある。
ここで紹介するものは、いずれも冷蔵庫で3~4時間、または氷水で20分ほど冷やしておくのがおすすめのワインだ。
エル・パソ ロゼ
やや辛口のロゼワイン。ステンレスタンクで熟成されており、果実の豊潤さとともに、スパイスやほのかなタンニンの余韻を楽しめるワインだ。
原産地:スペイン/カスティーリャ・ラ・マンチャ州
品種:テンプラニーリョ
アルコール度数:13.0%
価格:980円(税別)
ボルドー・ロゼ シグナチュール
赤い果実やスパイスなどの複雑な香りを持つ、引き締まった味わいの辛口ロゼワイン。ネゴシアンとしては最古の歴史を持つつくり手「シュロデール・エ・シレー」が手掛けている。シレー家は、伝統的技術にこだわり、高い品質を維持していることで、国内外から信頼を得ている。
原産地:フランス/ボルドー
品種:メルロー
アルコール度数:12.0%
価格:1287円(税別)
コンテドール スプマンテ グラン・キュヴェ ブリュット ロゼ
瓶内で二次発酵させるシャンパンやカバと異なり、ぶどう品種の個性とフレッシュさを発現できるタンク内二次発酵のシャルマ方式で仕上げた辛口のロゼスパークリングワイン。フレッシュで果実味あふれる味わいと、きめ細やかな泡立ちが暑い夏にぴったりだ。
原産地:イタリア/ヴェネト州
品種:ガルガーネガ、ピノ・ネロ
アルコール度数:11.0%
価格:898円(税別)
シドレー シードル・ロゼ
シードルとは、リンゴを原料としたスパークリングワインのこと。リンゴでつくられているのに鮮やかなピンク色になるのは、皮だけではなくて実まで赤い品種を使っているから。シードルはワインと同じようにポリフェノールを含みながら、ワインよりアルコール度数が低くて飲みやすいため、気軽に楽しめる。
原産地:フランス
リンゴ品種:ルージュデリス主体
アルコール度数:2.5%
価格:798円(税別)
バランス スパークリング ピノタージュ
複雑な香りやきめ細やかな渋みが楽しめるスパークリングの赤ワイン。程良いタンニンがあり、バーベキューや焼き肉など肉料理との相性が良いとのこと。カルディコーヒーファームでは、氷を入れて楽しむことも提案している。しっかりと冷やして、開栓した後は、温度変化による味わいや印象の違いを楽しみながら飲むのも良さそうだ。
原産地:南アフリカ/ウエスタンケープ
品種:ピノタージュ
アルコール度数:13.0%
価格:1280円(税別)
食欲を失いがちな暑い夏。キリっと冷やしたロゼワインや変わり種のスパークリングワインの力を借りて、食卓や日常に彩を添えてみてはいかがだろうか。