「自分(消費者)にとってメリットがあるか」というだけではなく、環境や社会に配慮した目線で商品やサービスを選ぶ「エシカル消費」という考え方が広まりつつある。ワイン好きな人であれば、自然環境に配慮した方法でつくられるオーガニックワインを選ぶことで、気軽にエシカル消費を日常に取り入れることができる。
日常を彩るエシカルライフとして「お花×オーガニックワイン」を提案しているのが、メルシャンだ。2020年9月1日からスタートした「Wine de Ethical(ワインでエシカル)」キャンペーンに先立ち、同年8月26日には「気軽に楽しむ♪エシカルライフ」オンライン説明会が開催された。
フラワーサイクリストの河島春佳さんが登場
オンライン説明会には、フラワーサイクリストの河島春佳さんが登壇。生花店でアルバイトをしていた時に、廃棄になる花の多さにショックを受けたことをきっかけにドライフラワーづくりを学び始め、現在ではロスフラワー(規格外などの理由で廃棄される生花)を使用してドライフラワー作品にする活動をスタート。花農家と消費者の架け橋として開設したオンラインショップ「Flower cycle marche(フラワーサイクルマルシェ)」の運営やロスフラワーを用いた店舗デザイン、装花装飾を行う会社RINを立ち上げている。
花とワインの密接な関係とは
「ワインと花は密接な関係がある」と、河島さんは語る。そう感じるようになったのは、花の修行のためにパリに留学をしていた頃だ。ホームステイ先の一般家庭では、食卓の中心に花が飾られており、ワインが必ずあった。毎週末に開催されるマルシェでは、チーズやハムと一緒にワインと花を買って帰る光景が日常に溶け込んでいたという。
花とワインは、フランス人にとってどちらも欠かせないものだと感じ、「花のある文化を日本に伝えたい」と思うようになったそうだ。
お花とオーガニックワインをもっと身近に
日本では「花を食卓に飾る」というのは、まだまだ特別なものだと捉えられがちだ。また、エシカルな選択であるオーガニックワインには、「体に良さそう」「自然な感じ」と良いイメージがある一方で、「価格が高い」「お店にない」と気軽に選べないというハードルが高いイメージもある。
メルシャンでは、フランスやスペイン、イタリアの輸入オーガニックワインを展開している。さらに、いつでも気軽に楽しめる国内製造ワイン「ビストロ オーガニック」シリーズや「オーガニック スパークリング N…」も展開し、オーガニックワインを身近な選択肢に変えていこうとしている。
空きボトルに花を飾るという提案
食卓に花を飾ろうと思うと、まずは花瓶を用意して、それに華やかに花を飾りつけて……と身構えてしまいがちだ。特に客を自宅に呼ぶわけでもない一人暮らしでは、なかなか実践するのは腰が重くなるものだ。しかし、そこまで身構える必要はなく、空いたワインボトルやワイングラスに気軽に花を飾ってみてもいいのではないかというのが、河島さんの提案だ。
ポイントとしては、ひまわりなどの背の高い花はワインボトルで、背の低い花はワイングラスで飾るといいとのこと。
他にも、テーブルの上にリース型にして花を飾ってみたり、バスケットに花を入れて飾ったりするのもおすすめだという。
「花があるだけで心が豊かになり、コミュニケーションツールになる」と河島さんは語る。
「ワインでエシカル」キャンペーンとは
2020年9月1日からスタートした「ワインでエシカル」キャンペーンは、購入したメルシャンのオーガニックワインと購入時のレシートを一緒に撮影し、その写真画像をキャンペーンサイト上で登録して応募すると、河島春佳さんによるロスフラワーを使用したリースとスパークリングワイン「バルセロナ1872 ブリュット オーガニック」のセットが100名に当たるというもの。
対象商品購入時のレシート1枚を1口として応募でき、レシート有効期間は、同年9月1日から同年10月31日まで。応募は同年11月3日まで受け付けている。応募方法などの詳細は、キャンペーンサイトで確認できる。
メルシャンのオーガニックワインは、スーパーなどの量販店でも気軽に手に入る。このキャンペーンをきっかけに、通い慣れた店舗で探してみてはいかがだろうか。
<関連リンク>
「ワインでエシカル」キャンペーンサイト