コラム

「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC) 2022」で90点以上を獲得した日本ワインの購入方法をチェック!

今回で39回目を迎えた「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(International Wine Challenge:IWC)」は、世界で最も権威のあるコンペティション(審査会)の1つとされている。

日本ワインは、2022年は15銘柄が90点以上を獲得して銀賞を受賞した。そのうち、今またはこれから買えるワインの購入方法を確認してみよう。

日本最高得点を獲得! メルシャンが3銘柄受賞

94点を獲得し、日本ワインで最高得点となったのが、シャトー・メルシャンの「北信シャルドネ 2019」だ。現在、キリンの公式オンラインショップ「DRINX」内で販売している。

この他に、「シャトー・メルシャン 笛吹甲州グリ・ド・グリ 2020」(92ポイント)、「同 岩崎甲州 2020」(90ポイント)の2本も銀賞を受賞した。こちらの2本は同サイト内では売り切れてしまっているが、取り扱いのある小売店などに在庫があれば購入できる。気になる人は、早めに手に入れておくといいだろう。

「シャトー・メルシャン 北信シャルドネ 2019」(長野県)
公式オンラインショップなどで販売中
販売価格:3800円(税込)

銀賞12銘柄の入手方法

続いて、メルシャン以外で銀賞を受賞した、12銘柄の入手方法をつくり手ごとに見ていこう。

2本受賞! サントリー

サントリーは今回、長野県産と山梨県産のワインがそれぞれ銀賞を受賞。いずれもサントリーのオンラインショップ「カーヴ・ド・ヴァン」などで購入可能だ。

「ジャパンプレミアム 高山村産シャルドネ2020」(長野県)
公式オンラインショップなどで販売中
WEB限定価格:4400円(税込)

「登美の丘ワイナリー 登美 赤 2016」(山梨県)
公式オンラインショップなどで販売中
WEB限定価格:1万3200円(税込) 

2本受賞! MGVsワイナリー(山梨県)

MGVs(マグヴィス)ワイナリーは、「K131 勝沼町西田 2020」と「K138 勝沼町 2018 POSH」の2本が銀賞を受賞。このうち「K138 勝沼町 2018 POSH」は、「ベルリン・ワイン・トロフィー(Berlin Wine Trophy) 2022」で金賞を受賞している。

「K131 勝沼町西田 2020」
※公式オンラインショップなどで2023年秋以降発売予定
販売予定価格:5500円(税込)

「K138 勝沼町 2018 POSH」
公式オンラインショップなどで販売中
販売価格:7700円(税込)

盛田甲州ワイナリー(山梨県)

盛田甲州ワイナリーの「グラン・シャンモリ 勝沼甲州シュール・リー 2021」は、ステンレスタンクで1カ月以上の時間をかけて低温発酵した後、澱(おり)とともに貯蔵している。公式オンラインショップなどで販売中だ。

「グラン・シャンモリ 勝沼甲州シュール・リー 2021」
公式オンラインショップなどで販売中
販売価格:2090円(税込)

広島三次ワイナリー(広島県)

「TOMOÉシャルドネ待月2020」は、「日本ワインコンクール2022」でも欧州系品種白部門で金賞を受賞。樽と果実味のバランスが楽しめるワインだ。

「TOMOÉシャルドネ待月2020」
公式オンラインショップなどで販売中
販売価格:3300円(税込)

三和酒類(大分県)

「いいちこ」などで知られる三和酒類が、大分県宇佐市の安心院町で手掛ける安心院葡萄酒工房の「安心院スパークリングワイン」。「日本ワインコンクール」では、IWC2022で銀賞を受賞した2020ヴィンテージのほか、2011、2012、2014、2017ヴィンテージが部門最高賞を受賞している。

「安心院スパークリングワイン 2020」
公式オンラインショップなどで販売中
販売価格:3509円(税込)

白百合醸造(山梨県)

“ロリアンワイン”の愛称で親しまれている、国際ワインコンクール常連の白百合醸造。「ロリアン 甲州樽発酵2020」は、「サクラアワード(“SAKURA” Japan Women’s Wine Awards)2022」でも銀賞を受賞している。公式オンラインショップでは売り切れとなっているが、まだ取り扱いのあるネットショップなどもあるので、探してみてほしい。

ヴィラデストワイナリー(長野県)

「ヴィニュロンズリザーブ シャルドネ」は、2005ヴィンテージは2008年開催の北海道洞爺湖サミットで、2014ヴィンテージは2016年開催のG7伊勢志摩サミットの会食で提供された実績を持つ、信頼される白ワイン。

「ヴィニュロンズリザーブ シャルドネ 2020」
公式オンラインショップなどで販売中
販売価格:5280円(税込)

サンクゼール(長野県)

サンクゼールの「シャルドネ2019」は、「Challenge international du vin 2022」と「第16回フェミナリーズ世界ワインコンクール2022」で金賞を受賞しているワインだ。こちらも公式オンラインショップなどで購入が可能だ。

「サンクゼールシャルドネ2019」
公式オンラインショップなどで販売中
販売価格5500円(税込)

高畠ワイナリー(山形県)

2021年10月に山形GIワインに認定された、スパークリングワインの「2016 高畠醗泡 プリデムース シャルドネ」。シャルドネのみを使用したブラン・ド・ブランで、樽発酵後に澱と触れ合わせるシュール・リーを6カ月行っている。

「2016 高畠醗泡 プリデムース シャルドネ」
公式オンラインショップなどで販売中
販売価格:5500円(税込)

マンズワイン(山梨県)

熟成には向いていないと言われた甲州種を10年以上熟成させたのが、「ソラリス 古酒 甲州」。昨年に続く、銀賞受賞となった。

「ソラリス 古酒 甲州 2008」
公式オンラインショップなどで販売中
販売価格:5500円(税込)

上記の情報は2022年8月30日時点のもの。IWC 2022で銀賞を受賞したワインということで、注目度が高まっているため、気になる人は早めに購入した方がいいだろう。

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About the author /  鵜沢 シズカ
鵜沢 シズカ

J.S.A.ワインエキスパート。米フロリダ州で日本酒の販売に携わっている間に、浮気心で手を出したワインに魅了される。英語や販売・営業経験を活かしながら、ワインの魅力を伝えられたら幸せ