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メルシャンが1500mlワイン用ペットボトルを53.5g に軽量化、CO₂削減に貢献

   

メルシャンは2024年7月22日、同社史上最軽量となる1500mlワイン用ペットボトルの採用を発表した。キリンホールディングスのパッケージイノベーション研究所が開発したもので、同年7月より順次切り替える。

ワインはガラス瓶での提供が一般的だが、2010年にメルシャンがペットボトル入りワインを採用して以来、国内製造ワインでの使用が広まっている。ペットボトルは軽くて割れにくいが、酸素や水蒸気を透過しやすいため、キリングループが保有するDLC(Diamond-Like Carbon)3膜によるガスバリアコーティング技術を活用。ペットボトルの内側に炭素の薄膜を形成し、酸素や水蒸気、炭酸ガスなどの透過を抑制することで、ワインを長期間フレッシュな状態に保てるようになった。

メルシャンでは、2022年3月から従来品より5g軽量化した、29gの720mlワイン用ペットボトルを採用している。今回、1500mlワイン用ペットボトルで、ボルドー型のボトル形状を維持しつつ、従来品の58gから4.5g軽量化して53.5gとした。これにより、「おいしい酸化防止剤無添加ワイン」シリーズなど、同社のワイン用ペットボトル全商品で年間約107tのPET樹脂量と約530tのCO₂排出量の削減が見込まれる。


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メルシャン史上最軽量となる1500mlワイン用ペットボトルを開発

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About the author /  tomo

量販店の販売員、製造メーカーの設計部を経て、フリーライターに転身。ゆっくりお酒を飲みながら愛猫と戯れる夜のひと時に幸せを感じている。