コラム

生産者が語る! 穏やかな気候がつくる「タリケ ソーヴィニヨン」とは

フランス・ガスコーニュ地方の白ワインのパイオニアである、ドメーヌ・タリケ(Domaine Tarique)。2025年1月下旬には、オーナーの1人であるアルミン・グラッサ氏と営業担当のシモン・ボワシエラ=ヌーヴィル氏が来日した。

左から、アルミン・グラッサ氏とシモン・ボワシエラ=ヌーヴィル氏

今回は、その際に開かれたランチ会でうかがった話を中心に、「タリケ ソーヴィニヨン」について紹介する。

「タリケ ソーヴィニヨン」の味わい

ガスコーニュ地方の穏やかな気候による上品なアロマ、花のような余韻が楽しめるワイン。ミネラル感があり、よく魚介に合う。印象はフレッシュ&フルーティーなので、ワインを普段飲んでいない人にもすすめやすい。きりっと冷やすとおいしいワインで、ふくよかな印象もあり、夏だけではなく冬でも魚介たっぷりの鍋と共に楽しみたくなる1本だ。

タリケ ソーヴィニヨン 2023
タイプ・味わい:白・辛口
品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%
参考小売価格:1328円(税別)
ヴィーガン対応

生産者が語る味わい

ぶどうの声を聞き、品種の個性をできるだけ生かしてつくられたソーヴィニヨン・ブランとのこと。「タリケ ソーヴィニヨン」についてアルミン氏は、「エルダーフラワーのような香りです。ソーヴィニヨン・ブランの特徴である、心地よいグリーンっぽさやフレッシュ&フルーティーな特徴を表現できるようにつくりました」と説明している。同じフランスのソーヴィニヨン・ブランでも、ロワール地方の「サンセール」とは異なるユニークさが味わえるという。

「タリケ クラシック」と比較して、しっかりした味わいの料理や魚介類でもロブスターなどの味わいの強いもの、ハーブやケッパーのような少しアクセントになるものを使った料理によく合うそうだ。さらに、ガリやザーサイなどのエキゾチックな食材にもよく合うと表現されていた。


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About the author /  鵜沢 シズカ
鵜沢 シズカ

J.S.A.ワインエキスパート。米フロリダ州で日本酒の販売に携わっている間に、浮気心で手を出したワインに魅了される。英語や販売・営業経験を活かしながら、ワインの魅力を伝えられたら幸せ