外で赤ワインを飲むとき、歯が少し黒くなるのを気にする人は多いのではないだろうか。少しずつステインが蓄積されていくことを気にする人もいるだろう。特に普段からホワイトニングなどでケアしている人は、デートのときなどに赤ワインを避けたくなるかもしれない。
そこで赤ワインを楽しみながら、白い歯を守る5つのコツを紹介したい。
ワインを飲む前に歯を磨く
フッ素が入った歯磨き粉には歯をコーティングする作用がある。ワインを飲む前だけではなく、普段からフッ素入り歯磨き粉を使うようにしておくといいだろう。
水を飲む
中にはワインを飲み続けていると、知覚過敏のような症状が出る人がいるが、それはワインによって口の中が酸性になるからだ。酸の影響で歯が溶けやすくなり、着色汚れが付きやすくなってしまう。
そんな口の中の変化から、歯を守るのが唾液だ。しかし、ワインの消費に唾液が間に合わない場合には、定期的に水を飲んで口の中を潤わせておこう。
水は中性なので、ワインの酸性をやわらげてくれる。
特にアルカリイオン水がお薦めだ。ちなみに炭酸水は、ワインと同じ程度に酸性なのでお薦めしない。
一緒に頼む食事を工夫する
ワインを飲み続けて酸性になった口の中を中和する方法として、口の中をアルカリ性にしてくれる食べ物を一緒に摂るのもオススメだ。
実は、ワインと一緒に食べることが多いチーズは、口の中をアルカリ性にしてくれる。そんな点からも、チーズはワインにぴったりの食品だ。さらにカルシウムが含まれているのもうれしいところだ。
また、ステインの原因となるタンニンも歯には良くない。まめにバケットを食べるようにすれば、固い部分をかじるときに歯や舌のステインをこそぎ落としてくれる。
白ワインから入らない
実は、赤ワインよりも酸性なのが白ワイン。なんとなく白ワインから飲み始める習慣があるのなら、いっそのこと白ワインを飛ばしてしまった方が歯のためにはいい。
ワインを飲んだ直後に歯を磨くのはNG
歯のケアをしっかりしている人ほど、食事の後はすぐに歯磨きをしたくなるものだろう。
しかしワインを飲んだ後は、タンニンや酸の影響で歯が柔らかくなっているので、すぐに磨くのはNGだ。
食後は水でしっかりうがいをしておいて、1時間ほど経ってから歯を磨くようにするといいだろう。歯間ブラシやデンタルフロス、舌ブラシを使って、歯と歯の間や舌をきれいにするのもお忘れなく!