ワインバザールでは先日、ヴランケン ポメリー ジャパンが「ポメリー・ソムリエコンクール 2017」を開催するとお伝えした。
9年ぶりに開かれることになったポメリー・ソムリエコンクール。2017年に再び開催されることになった背景、これまでワイン業界に与えてきた影響などについて、ヴランケン ポメリー ジャパンから届いたコメントを紹介していきたい。
「もっと多くの方にチャンスを」という復活を望む声を受け、コンクールの再開を決意
ポメリー・ソムリエコンクールは、シャンパーニュをはじめとするスパークリングワイン(スパークリング日本酒を含む)に特化しているところが特徴だ。日本でワイン人気が高まる中、スパークリングワインの輸入量も2010年ごろと比べて約1.5倍に増えてきている。
ヴランケン ポメリー ジャパンが所属するヴランケン・ポメリー・モノポールグループは、世界第2位のシャンパングループ。日本でもシャンパーニュ愛好家の間や、高級ホテル、グランメゾンなどの高級業態でも人気ブランドとしての地位を確立し、売上は3年連続2ケタ増となっている。
そんな同社は日本のスパークリングワイン市場について「バルや高級ホテルでは、リーズナブルなスパークリングワインからシャンパーニュまで、それぞれニーズが高まっており、スパークリング市場が多様化しています。小売店もラインアップを増やしており、また飲み方の提案も増えているため、シーンも客層も広がっていると感じています」と受け止めているそうだ。
今回、ポメリー・ソムリエコンクールの再開を決めた背景には、過去のコンクールの成果・影響力を惜しむ声があったという。
「過去のコンクールは非常にレベルの高いコンクールとして評価をいただいておりました。ソムリエの皆様にとって、コンクールは目標を持ち、志を高くし、自分を磨くよい機会となります。
そのため、幕を下ろした時には、『残念だ』という多くの声や、歴代優勝者より復活を望むコメントをいただきました。
また、同時に『引き続き、若い方の活躍の場をつくってほしい』『もっと多くの方にチャンスを与えてほしい』というお声も多数いただいており、このたびのコンクール開催を決意いたしました」
日本のトップソムリエが審査員。優勝者にはフランス研修のチャンスが
以前、開催されていたポメリー・ソムリエコンクールの歴代優勝者には、全日本最優秀ソムリエとして選ばれた石田博氏(日本ソムリエ協会 副会長)、谷宣英氏(ホテルニューオータニ エグゼクティブシェフソムリエ)など、日本を代表するソムリエの面々が名を連ねる。
そうした歴代優勝者からも、「コンクールで優勝したことは大きな自信と評価につながり、フランスでの研修は貴重な経験と財産になった」という声が届いているという。
今回の「ポメリー・ソムリエコンクール 2017」は日本ソムリエ協会が後援。同協会常務理事の森覚氏や先に紹介した石田博氏といった日本のトップソムリエが審査員を務めることになる。
優勝者には、賞金100万円に加えて、歴代優勝者も「貴重な経験と財産になった」と言うフランス研修の機会、認定ディプロマなどが与えられる。
「ポメリー・ソムリエコンクールは、このたび、装い新たに再スタートをすることになりました。このコンクールを通じて、スパークリングワインの世界をさらにソムリエ業界の中で盛り上げ、コンシューマーにスパークリングワインの楽しさを伝える一助になればと思っています。
多くのトップソムリエを輩出した伝説のポメリー・ソムリエコンクールが新しい幕を開けました。まずはチャレンジすることで新しい道が開かれます。素晴らしい歴代の優勝者の方々に続く、次の世代を担うソムリエをお待ちしております」
ポメリー・ソムリエコンクールのエントリー期限は、9月1日(金)23:59。同コンクールのサイトからエントリーを受け付けている。
また、公開決勝は10月30日(月)、一般の方の観戦も可能。
ヴランケン ポメリー ジャパンについて
ポメリーは、日本での流通の歴史が長く、信頼も高いシャンパーニュです。現在では日本法人により、安定した品質を提供し、革新的かつ充実したラインアップを展開しています。
特に関心を集めているアイテムとして、プレステージキュヴェの「キュヴェ・ルイーズ」は愛好家に多くのファンがおり、シャンパーニュ史上初の「四季シリーズ」はそれぞれの季節に合わせた味わいがユニークで人気です。小さなサイズの「ポップ」はピクニックやパーティなどのシーンで大活躍しています。革新的な飲み方を提案する「ロワイヤル・ブルースカイ」は、特に最近、新しいシャンパーニュの楽しみ方として話題となっています。
ポメリーは素晴らしい味わいはもちろんのこと、大変多彩なアイテムを展開しており、さまざまなシーンやシチュエーションに合わせてシャンパーニュを選べますので、それが多くの方に魅力と感じていただけているようです。メーカーズディナーなどのコンシューマイベントも数多く開催しております。