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いよいよボジョレー・ヌーボー解禁日の11月16日を迎えた。今晩/週末に飲むボジョレー・ヌーボーをどれにしようか、ワクワクしているワインバザール読者も多いと思う。
どのボジョレー・ヌーボーを飲むべきか、先日も紹介する記事を掲載したが、2017年のボジョレー・ヌーボーの各銘柄について、どのような評価が出てきたのだろうか。
フランス・リヨンで開催されたボジョレー・ヌーボーを評価する唯一の公式ワインコンクール「第17回トロフィー・リヨン・ボジョレー・ヌーボー 2017」の結果を踏まえて、あらためて2017年に“買い”のボジョレー・ヌーボーを考えてみよう。
金賞:アルベール・ビショー ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー
同コンクールで金賞を受賞したワインの1つが、アルベール・ビショーのボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーだ。
ボージョレ地区北部にある優れた区画で採れたぶどうを使用。チェリーやイチゴのような赤い果実やバラの花のような香りが漂い、深みのあるしっかりとした味わいに仕上がったという。
日本ではメルシャンが取り扱う。通販サイトなどでは2500円(税込。以下同)前後での販売となっている。
金賞:アンリ・フェッシ ボージョレ・ヌーヴォ ロゼ
金賞:アンリ・フェッシ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ・ヴィエイユ・ヴィーニュ
金賞:アンリ・フェッシ シャトー・デ・レイシエール・ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ
アサヒビールが国内販売するアンリ・フェッシからは、ロゼ、ヴィラージュ・ヌーヴォ・ヴィエイユ・ヴィーニュ、シャトー・デ・レイシエールのヴィラージュ・ヌーヴォが金賞を受賞した。
「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ・ヴィエイユ・ヴィーニュ」は樹齢50年以上の古樹から収穫・厳選した完熟ぶどうを使用。濃厚で複雑味を帯び、力強さと上品さを兼ね備えた味わいが魅力だ。
「シャトー・デ・レイシエール・ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ」は、クリュ・デュ・ボージョレの1つであるレニエ村にあるシャトーで採れた上質なぶどうのみを使用。深く濃い紫色で、ブラックベリーやカシスのような凝縮されたリッチな果実味が特徴だ。
通販サイトで確認できた販売価格は、ロゼが2354円、ヴィエイユ・ヴィーニュが3326円、シャトー・デ・レイシエールが2844円となっている。
金賞:ジョルジュ・デュブッフ ボジョレー・ヌーヴォー
金賞:ジョルジュ・デュブッフ ボジョレー・ロゼ・ヌーヴォー
サントリーが販売するジョルジュ・デュブッフ氏が手掛けたボジョレー・ヌーボーからは、通常版のボジョレー・ヌーヴォーとロゼが金賞に輝いた。
金賞:プレ・ペール・エ・フィス ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー
創業1747年の名門ワイナリー「プレ・ペール・エ・フィス」が手掛けるボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーも、金賞を受賞した。
美しく輝く紫を帯びたガーネット色で、香りは野生のベリーにスパイス、キャンディのニュアンスが感じられる。空気を含ませるとバナナ香がしっかりと表れてフルーティーさを感じられ、エレガントさがよく表現された魅惑的な香りが漂う。果実味豊かで丸みがあり、バランスの取れたヌーボーらしい生き生きとした味わいだ。
こちらはカルディで購入できる。価格は750mlで2354円。
なお、トロフィー・リヨン・ボジョレー・ヌーボーでは最高金賞、金賞、銀賞が発表される。2017年は最高金賞が11本、金賞が61本だった。アルベール・ビショーが手掛けるボジョレー・ヌーボーのうち、「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー ルージュ」は最高金賞に輝いている。
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Palmarès 2017