コラム

2017年に入手しやすいボジョレー・ヌーボーまとめ ~ 1500円ほどで買える高コスパワインや、パリ名門レストランとのコラボワインなど

11月の第3木曜日に世界で解禁されるフランスの新酒ボジョレー・ヌーボー。解禁前から今年の出来について噂されるが、つくり手以外の誰もが解禁日を迎えるまで味わえないというワイン業界の特別な1日が間もなくやってくる。

近年では日本でも、さまざまなつくり手のヌーボーを気軽に手に入れることができるようになったのは、喜ばしいことだと思う。

2017年はどこでどんなヌーボーを買えるのか? 事前リサーチをしてみたので、今年はどのボジョレー・ヌーボーを飲もうか、まだ決めてない方は、ぜひ参考にしてもらいたい。

ボジョレー・ヌーボー / ラブレ・ロワ

サッポロビールは、ラブレ・ロワのボジョレー・ヌーボーを複数種類販売する。このラブレ・ロワは、世界で30以上の航空会社に機内ワインとしてチョイスされるほど、評判の良いつくり手だ。

チャーミングな味わいのボジョレー・ヌーボー、まろやかで芳醇なヴィラージュ・ヌーボー、古樹を使ったヴィエイユ・ヴィーニュなどがある。

また、スタンダードなヌーボーの他にも、亜硫酸塩(SO2)不使用の自然派ヌーボーという選択肢もある。

青山フラワーマーケットとのコラボラベルでドレスアップされた種類もあり、さまざまな選択肢の中から自分好みのボジョレー・ヌーボーを選び出せるだろう。

販売店:酒販店、スーパー
参考価格(税抜):2100円~

ボジョレー・ヌーボー / アルベール・ビショー

ブルゴーニュの名門ネゴシアン、アルベール・ビショーの手掛けるボジョレー・ヌーボーを販売するのはメルシャンだ。

ボジョレー・ヌーボー、ヴィラージュ・ヌーボー、ロゼと品揃えが豊富。アルベール・ビショーのヌーボーは、食の都リヨンで毎年行われるヌーボーのコンテストで、2010年に大賞に輝いた実績がある。

販売店:酒販店、スーパー
参考価格(税抜):1780円~

ボジョレー・ヌーボー / ジョルジュ・デュブッフ

サントリーは毎年、ボジョレーを愛する名醸造家ジョルジュ・デュブッフ氏のボジョレー・ヌーボーを販売する。

天才的なテイスティング能力を持つジョルジュ・デュブッフ氏の監督の下、徹底したクオリティ管理が行われた。その年のぶどうを最大限に生かす味わいに仕上げている。

販売店:酒販店・スーパー
参考価格(税抜):2280円~

ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー・プレミアム・レゼルヴ / タイユヴァン

パリの名門レストラン「タイユヴァン」のセレクトしたエノテカ一押しのヌーボー。

このプレミアム・レゼルヴは、樹齢約40年のガメイからつくられており、複雑味のある深い味わいを堪能できる。

今年は格上のヌーボーにチャレンジしてみたい方におすすめだ。

販売店:エノテカ(ネット通販あり)
参考価格(税抜):4750円

cheeers!

ボジョレー・ヌーボー / ルー・ペール・エ・フィス

ブルゴーニュの名生産者の1つ、ルー・ペール・エ・フィスのヌーボー。特徴のあるクラシックなラベルに見覚えのある方も多いだろう。

コート・ドールを代表する130年以上の歴史を持つつくり手だが、なんとボジョレー・ヌーボーは今年が初リリースとなる。

非常に高い品質で評判の良いルー・ペール・エ・フィスの新たな作品を、ぜひ試してみたいところだ。

販売店:エノテカ(ネット通販あり)
参考価格(税抜):2735円

ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー / プレ・ペール・エ・フィス

カルディは昨年に続き、プレ・ペール・エ・フィスのヴィラージュのみに絞って販売する。1747年創業のプレ・ペール・エ・フィスは、コート・ドール地区を中心にワインを生産。伝統的製法にこだわった醸造をしている。

ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボーに使われるガメイは、ボジョレー・ヌーボーより上級とされるぶどう畑から採れる。リーズナブルな値段ながら、しっかりと深い味わいが楽しめるだろう。

販売店:カルディ(ネット通販あり)
参考価格(税抜):2180円

ボジョレー・ヌーボー ル・ボジョ・スートラ / サルナン・ベリュー

伊勢丹のワインショップ「フェスティヴァン」一押しのヌーボーは、こちらの「ル・ボジョ・スートラ」だ。

こちらのワインに使われるぶどうは、農薬を使用せず「ビオディナミ」と呼ばれる有機農法で栽培される。醸造過程でも天然酵母を用い、極力自然に寄り添ったつくり方をしている。

サルナン・ベリューは新進のつくり手ではあるが、パリのナチュラルワインショップ等で注目されている。

販売店:伊勢丹 フェスティヴァン(ネット通販あり)
参考価格(税抜):3000円

ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー キュヴェ・プレステージュ ノンフィルター / シャトー・デ・ローシュ

イオン/トップバリュ系列で購入できる数多くのボジョレー・ヌーボーの中で、最も飲みごたえのある1本はこちらだろう。

リヨンで行われるボジョレーコンテストにて最高金賞(2013年)、金賞(2014年、2016年)を受賞した実力派。フィルター工程をしていない味わい豊かなヌーボーだ。

販売店:イオン、トップバリュ系列店
参考価格(税抜):2180円

ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー ヴィエイユ・ヴィーニュ / フランソワ・フッシェ

コストパフォーマンスにこだわる人にオススメのボジョレーが、こちらのフランソワ・フッシェが手掛けた「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー ヴィエイユ・ヴィーニュ」だ。熟した赤や黒の果実のエレガントなアロマの中に、ほんのわずかなスパイスを感じられる。

ボジョレー・ヌーボーの中でも、ワンランク上のヴィラージュ・ヌーボー、しかも樹齢60年以上の古樹から収穫されたぶどうのみを使用したヴィエイユ・ヴィーニュを1580円というお手頃な価格で入手できる。

西友ではこの他に、フランソワ・フッシェの通常の「ボジョレー・ヌーボー」(970円)、「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーボー」(1380円)なども販売する計画だ。

販売店:西友、SEIYUドットコム
参考価格(税抜):1580円

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
About the author /  Yayoi Ozawa
Yayoi Ozawa

フランス料理店経営ののち、ワインとグルメ、音楽を専門とするライターへ転身