2015年07月

メルシャン、長野県塩尻市で自社畑7haを拡大。10年後のファーストヴィンテージを目指す

   

メルシャンが長野県塩尻市のぶどう畑7haを新たに賃借し、自社管理でぶどう栽培を進める。ぶどうの栽培は農業生産法人「メルシャンヴィティコール塩尻」が担当。2017年春に植栽を始め、2023年に成園になる予定。植栽品種として予定されているのは、メルローなど。

ワインメーカーのメルシャンは2015年7月1日から、自社で管理するぶどう畑を拡大した。新たに農地として賃借したのは、長野県塩尻市片岡地区の畑7ha。自社管理畑の拡大は、2003年に植栽開始した「椀子(マリコ)ヴィンヤード」(長野県上田市)以来のこととなる。

メルシャンは1976年から栽培地と契約して、自社管理の下でぶどう栽培に取り組むようになった。長野県塩尻市との関係は、その時から続いている。

今回、新たに賃借したぶどう畑は、2015年3月30日に子会社として設立した農業生産法人「メルシャンヴィティコール塩尻」が担当することになる。ぶどう畑は成園になるまで、およそ7年かかると言われている。新たに賃借したぶどう畑では、2017年春に植栽を始め、2023年に成園になる予定。植栽品種として予定されているのは、メルローなどだ。

この畑でできたぶどうを使って醸造されたワインは「シャトー・メルシャン」ブランドで提供されるという。10年後にファーストヴィンテージを発売することを目標としている。

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。