メルシャンは、「シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード」シリーズから新ヴィンテージ4種を2015年9月1日に発売した。長野県上田市の自社管理畑「椀子ヴィンヤード」で栽培されたぶどうのみでつくられる“日本ワイン”で、複数の原酒をブレンドしてつくられた「オムニス」をはじめ、「メルロー」「シャルドネ」「ソーヴィニヨン・ブラン」の新ヴィンテージが登場する。
近年、国産ぶどうを使ったワインの品質が向上している。ノウハウの蓄積、施設の充実など、ソフト・ハード両面での進歩に加え、ぶどう自体の品質向上へ向けた取り組みも行われている。ぶどう生産者との契約栽培や自社畑の所有・管理もその動きの1つと言えるだろう。メルシャンは2015年9月1日、自社畑のぶどうのみで醸造する「シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード」シリーズから、新ヴィンテージ4種を発売した。
メルシャンが2003年に長野県上田市に開園した「椀子(マリコ)ヴィンヤード」では、シャルドネやメルロー、ソーヴィニヨン・ブランなど、約10種類のぶどうが栽培されている。同社が自社管理し、新しいワインの可能性を求めて、
試験栽培・醸造なども行われているという。今回発売される新ヴィンテージ――「オムニス」「メルロー」「シャルドネ」「ソーヴィニヨン・ブラン」も、この畑で栽培されたぶどうを使ったものだ。
「シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード オムニス 2012」は、その名にオムニス(ラテン語で「全て・全能」)の文字を冠し、「マリコ・ヴィンヤード」シリーズの中でも特に高品質の逸品だ。椀子ヴィンヤードで収穫されたぶどうで醸造した、さまざまな種類の原酒をブレンドしてつくられている。
「シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード メルロー 2012」は、2015年5月にスロベニアで開催された「第57回 リュブリアーナ国際ワインコンクール」で金賞を受賞。世界的にも評価の高い1本だ。ドライフルーツのような凝縮された味わいや、スパイシーな香りが楽しめる。
また、「シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード シャルドネ 2014」は、しっかりとしたミネラル感が特徴。シャルドネらしい、柔らかな香りを持っている。
「シャトー・メルシャン マリコ・ヴィンヤード ソーヴィニヨン・ブラン 2014」は、ソーヴィニヨン・ブランならではのフルーティーな芳香を楽しめる白ワイン。柑橘系の爽やかな香り、パッションフルーツの甘い香りなど、豊かな香りが堪能できる。
国産ぶどうを100%使った、最高峰の“日本ワイン”を堪能してみたい――。そんな人は、「マリコ・ヴィンヤード」の新ヴィンテージを味わってみてはいかがだろうか。