2016年03月

長野県が「第26回ワイン官能審査会」を開催、新たに42本が認定品に

160301_長野県ワイン官能審査


長野県は2016年2月15日、長野県塩尻市で「第26回ワイン官能審査会」と「第16回シードル官能審査会」を開催した。長野県原産地呼称管理制度の一環として行われる官能審査会は、長野県で生産・製造された優れた品質のお酒などをブランド化するのが狙い。今回は、ワイン42本とシードル5本の計47種が認定品となった。

長野県原産地呼称管理制度は、品質の高い農作物や農作物加工品を提供するため、2002年にスタートした。現在はワインのほか、日本酒、米、焼酎、シードルの5品目で認定が行われている。「うまい」「まずい」というだけの審査基準ではなく、個性のあるものを対象としており、長野県産のブランド力を高めようという狙いがあるという。認定を受けたワインやシードルは、認定マークを表示して販売できる。

今回認定を受けた42本のワインは、いずれも長野県各地で生産された個性的なワインだ。中でも、特に優れたワインとして、ヴィラデストワイナリー(東御市)の「ヴィラデスト タザワメルロー 2013」と、アルプス(塩尻市)の「ミュゼ・ドゥ・ヴァン・マエストロ シラー 2015」が審査員奨励ワインに認定された。

また、今回認定品となったシードルは、古屋酒造店/たてしなップル古屋ワイナリー(佐久市)の「たてしなップル シードル ブリュット」など5本。シードルは、2007年から審査に加えられた新しい認定対象品で、長野県産のりんごを100%使用し、醸造までの全工程を県内で行ったものを対象としている。

なお、認定品の取り扱い店舗・飲食店などは、長野県農政部が運営する「おいしい信州ふーど(風土)ネット」で紹介している。

<関連リンク>
第26回ワイン官能審査会 認定品発表

おいしい信州ふーど(風土)ネット

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。