甲州ワイン向けの陶製タンブラーが、全国で初めて発売される。ワイン・コンサルティング業務を行うテイスト&ファンは2016年3月7日、「Roppo 甲州ワインタンブラー」を発売した。
「日本ワイン」発祥の地でもある山梨県は、湯飲み茶碗でワインを飲む文化があるという。一升瓶に入ったワインを湯飲み茶碗につぎ、和食と共に楽しむのが山梨流。日本にワインが普及し始めた頃から、ワインづくりに取り組んできた山梨ならではの文化と言える。
テイスト&ファンは、この「湯飲み茶碗でワイン」の文化に着目。甲州ワインをもっと楽しむための工夫として、山梨県山梨市の窯元・六鵬窯と共同で「Roppo 甲州ワインタンブラー」を開発した。このタンブラーでワインを飲んだ専門家からは、「ワインの鋭角的な酸味を丸くし、風味に調和をもたらす」と高い評価を得たという。
その最大の特徴は、考え抜かれたデザインだ。ワイングラス同様、ワインの風味を生かす先すぼまりの形状だが、甲州ぶどう特有の渋みを和らげる丸みを帯びた胴となっている。陶器としては薄くつくられており、唇へ当たる時の感触も良い。淡い青色の釉薬で仕上げられた色彩は、和食のみならず、洋食と並べても違和感なく食卓に溶け込むだろう。
価格は3500円(税別)で、専用のHPではタンブラーが購入できる店舗やタンブラーでワインを提供する店舗を紹介している。
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