鳥取県の北条ワイン醸造所は2016年11月21日、鳥取県中部地震で割れずに残ったワインをセットにした「砂丘~とっとりの絆~」を発表した。地震の揺れにもボトルが割れなかったことから、「仲が割れない」という夫婦円満・縁結びの縁起物として、「いい夫婦の日」である11月22日に発売した。赤・白のワイン各1本と白兎神社のお守りのセットで、価格は8810円。300セット限定での販売となる。
北条ワイン醸造所は、1944年創業の中国・四国地方で最も古いワイナリー。2016年10月21日に発生した鳥取県中部地震では、最大震度6弱の揺れで出荷前のワイン約5万本が割れるなど、大きな被害を受けたという。
今回発売された「砂丘~とっとりの絆~」は、この地震の揺れに耐え、割れずに残ったワインとなる。同ワイナリーの「砂丘」は、天候に恵まれた年にしかつくられない限定ワインで、ワイナリーのある鳥取県北栄町に広がる北条砂丘産のぶどうを使用している。
鳥取県では現在、「鳥取県中部地震復興がんばろうプロジェクト」として、被災者や生産者を支援するためにさまざまな県産品をPRしている。同ワイナリーの「砂丘」もそのひとつで、地震という困難な状況でも割れなかった“幸運のワイン”と「因幡の白兎」の舞台となった白兎神社のお守りをセットにして発売された。
同セットは、北条ワイン醸造所の店舗およびオンラインショップのほか、鳥取県のアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」(東京都港区)、米子タカシマヤ(鳥取県米子市)で購入できる。
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北条ワイン『砂丘~とっとりの絆~』11月22日(火)~とっとり・おかやま新橋館(東京都港区)、北条ワイン醸造所(鳥取県北栄町)他にて販売
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000010422.html