さまざまな分野でAI（人工知能）が注目されている現在、ワイン選びにもその影響が波及してきている。ナックは2017年5月30日、AIによって自分好みのワインを探すことができるワイン専門ECサイト「わたしワイン」を開設したと発表した。同ショップで販売するワインそれぞれに対してソムリエが味わいを数値化しており、そのデータと自分自身の好みの味わいを比較しながらワインを選ぶことができる。
ワインは産地や使用されているぶどう品種がさまざまで、ラベルの情報だけでは自分好みの味を見つけるのが難しい。特にワイン初心者は、自分の好きなワインがどのようなワインなのかをうまく説明できない、といった悩みを抱えている人も多いだろう。今回オープンした「わたしワイン」は、AIを活用してワインの味わいやユーザーの好みを分析する機能を搭載している。
同サイトでは、ワインの味わいを「渋み」「余韻」「旨味」「濃さ」「果実味」「甘味」「酸味」「香り」の8つの要素に分け、ソムリエがそれぞれを数値化。チャートで示されたデータを見れば、そのワインの特徴が分かるという仕組みだ。
また、AIを使った味覚診断では、「好きな食べ物・飲み物」など8つの質問を用意。その回答からユーザーの味覚の傾向を分析し、それぞれの好みに合ったワインを紹介する。飲んだワインはマイページに登録し、感想や「わたし好み度」の点数をつけて記録できるため、ワインの知識がなくても自分好みのワインが分かるようになっていくという。
他にも、ぶどうの品種・産地などから検索できる「ワインこだわり検索」や季節のおすすめ、初心者向けの「『ワイン一年生』入門ワインセット」など、ワイン上級者から初心者まで便利に活用できる機能を備えている。
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