東熱パネコンは2017年6月22日、ワインの品質保持に適した環境でワインを配送するサービス「動くワインセラー」を開始した。CBcloudが提供するラストワンマイル物流プラットフォームを利用し、注文から最短15分でワインを配送する。
東熱パネコンは、空調や電気、給排水衛生など、建物の総合的な設備工事・管理を手掛ける企業。また、こうした技術を生かし、温度・湿度管理に優れたオーダーメイド型のワインセラー「テロワール」を提供している。今回、同社が強みとする温度や湿度、空気環境の制御技術、免振技術を活用し、ワインの品質保持・熟成に最適な保存環境でワインを届けるサービスを開始した。
同サービスでは、独自の「最適環境システム」により、赤・白のワインとシャンパン各3種類を最適な温度・湿度・空気環境で、かつ配送車両からの振動を抑えた状態で届けることができる。配送には、CBcloudが提供するラストワンマイル物流プラットフォームを活用。ラストワンマイルとは事業者(荷主)とユーザーを結ぶ最後区間を意味し、CBcloudでは配送依頼とドライバーをオンライン上でマッチングして、業務の効率化を図るプラットフォームを提供している。
サービス対象エリアは東京都港区・中央区で、運用時間は木曜日・金曜日の午後5時~午前0時までとなる。店舗の専用タブレットで商品を注文すれば、対象エリアに配置されている配送車がすぐに注文店舗へワインを届けるという。
同年5月より複数の店舗でテスト運用を開始しており、同年7月にはスマートフォンアプリをリリースする予定だ。同社は、サービスを活用することで、ワインの在庫リスクなどを軽減できるとしている。
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最短15分でお届け。『動くワインセラー』スタート!