2020年09月

「長野県原産地呼称管理制度」で、新たにワイン30品とシードル3品を認定

   

長野県原産地呼称管理委員会は2020年7月8日、「第35回ワイン・第25回シードル官能審査委員会」を開催した。新たに30品のワインと3品のシードルが認定され、ワインは延べ1315品、シードルは103品が認定品となった。

長野県では、長野県産農産物のブランド化を目指し、2002年に「長野県原産地呼称管理制度」を創設している。同制度は、より品質の高い農産物や農産物加工品の生産情報を開示することで、消費者から信頼を獲得し、地域振興につなげていくことを目的としている。同制度で認定されたものには、ラベルに認定マークを付けられるほか、「長野モデル認定品」または「Nagano Appellation Control」と併記できる。

ワインは2003年から、シードルは2009年から審査委員会を開催。今回、長野市の長野県工業技術総合センター食品技術部門において、第35回ワイン・第25回シードル官能審査委員会が開催された。

審査の結果、認定されたワインは下記の5社30品となる。

●林農園
「エステートゴイチ シラー 2018」
「エステートゴイチ シャルドネ 2019」
「エステートゴイチ ソーヴィニヨン・ブラン 2019」
「エステートゴイチ メルロロゼ 2019」
「塩尻メルロ 2019」
「氷菓の雫 ナイアガラ」
「氷菓の雫 コンコード」

●サン・ビジョンサンサンワイナリー
「サンサンエステート 柿沢シラー 2017」
「サンサンエステート 柿沢ロゼ 2018」
「ヤマソービニオン 樽熟成2018 平沢畑 マスターソムリエ 高野豊セレクション」

●ヴィラデストワイナリー
「ヴィラデスト ヴィニュロンズリザーブ<シャルドネ> 2019」
「ヴィラデスト プリマベーラ<シャルドネ>2019」
「ヴィラデスト ソーヴィニヨンブラン 2019」
「ヴィラデスト ヴィニュロンズリザーブ<メルロー>2018」
「ヴィラデスト タザワメルロー 2018」

●アルプス
「ミュゼ・ドゥ・ヴァン 松本平ブラックククイーン 2019」「信州ワイン 松本平ブラックククイーン 2019」
「ミュゼ・ドゥ・ヴァン 信州プレミアムコンコード 2019」
「氷熟仕込コンコード 2019」
「氷熟仕込ナイアガラ 2019」
「ミュゼ・ドゥ・ヴァン マエストロ塩尻ツヴァイゲルト・レーベ 2019」

●井筒ワイン
「NAC カベルネ・ソーヴィニヨン[樽熟]2018」
「シャトーイヅツ 2018」
「NAC メルロー[樽熟] 2018」「イヅツワイン ゴールド赤 2018」
「NAC シャルドネ 2019」
「NAC シャルドネ[プライマル]岩垂原 2019」
「NAC 竜眼 2019」
「NAC メルロー 2019」
「NAC マスカット・ベリーA〔遅摘み〕 2019」
「NAC カベルネ・フラン 2019」
「NAC シャルドネ[樽熟] 2019」「イヅツワイン ゴールド白 2019」

また、シードルは下記の2社3品が認定された。

●古屋酒造店
「たてしなップルシードルブリュット」
「たてしなップルシードルデミセック」

●たてしなップルワイナリー
「たてしなップルシードル fermier 2018」

<関連リンク>
長野県原産地呼称管理制度/長野県

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。