メルシャンは2021年2月18日、ドネーション企画「日本ワインの未来を応援しよう!」を実施すると発表した。日本ワイン用ぶどうの産地を支援する企画で、今年で4年目となる。同社のワイナリーなどがある、山梨県、長野県、福島県、秋田県の機関や行政に対して支援を行う。
日本ワインとは、日本国内で収穫したぶどうのみでつくるワインのこと。2018年にワインのラベル表示に関するルール「果実酒等の製法品質表示基準」が適用されて以来、国産ぶどうを使って日本で製造したワインのみが「日本ワイン」と表示できるようになった。こうした法整備などもあって、日本ワインの品質も向上しており、国際コンクールでも評価される機会が増えてきている。
そうした日本ワインの発展を支援するため、メルシャンでは、2018年から産地を支援する企画「日本ワインの未来を応援しよう!」を実施している。対象の日本ワインが1本売れるごとに、その売り上げの中から10円を寄付するというものだ。
支援の対象となるのは、シャトー・メルシャンのワイナリーや自社管理畑、契約栽培畑がある山梨県、長野県(塩尻市・上田市)、福島県、秋田県の各機関や行政となる。特に、東日本大震災から10年の節目となる福島県については、北日本エリア限定販売の「メルシャン 会津美里シャルドネ」をエリア以外でも展開するなど、幅広い支援を実施する。栽培開始から45年目を迎えるぶどう産地、福島県会津美里町新鶴地区に関する情報なども、SNSやホームページ上で発信する予定だ。
企画の実施期間は2021年3月1日~4月30日で、この期間に出荷されたメルシャンの日本ワイン「シャトー・メルシャン」「日本のあわ」「日本の地ワイン」シリーズ、「メルシャン 会津美里シャルドネ」など計51品が対象となっている。