サッポロビールは2021年3月2日、オーストラリアのワイナリー、ピーター・レーマンから、新たに6種のワインを発売した。
1979年に設立されたピーター・レーマンは、オーストラリアの高級ワイン産地バロッサを代表するワイナリーとして知られる。設立者のピーター・レーマン氏は、1970年代にぶどうの余剰問題で経営不振に追い込まれたぶどう農家とバロッサを救った“伝説の男”としても有名だ。2014年には、大手ワインメーカーのカセラ・ファミリー・ブランズの傘下となり、2016年から日本でも提供を開始している。
今回、新たに発売するのは6種類。「ピーター・レーマン マスターズ メンター カベルネ・ソーヴィニヨン」は、バロッサのサブ地域にまたがる古樹のぶどうでつくられる1本。フレンチオーク樽で熟成させ、滑らかなタンニンが魅力で、熟したカシスやスミレの香り、ダークチョコレートのニュアンスを感じるフルボディの赤ワインだ。
「ピーター・レーマン マスターズ エイトソングス シラーズ」は、収穫量の少ない古樹のシラーズをフレンチオーク樽で熟成したフルボディの赤ワイン。モカ・チョコレート、ダークフルーツの果実感ときめ細やかなタンニン、繊細な味わいを特徴とする。
辛口の白ワイン「ピーター・レーマン マスターズ マーガレット セミヨン」は、樹齢80年のセミヨンを使用し、5年間の瓶内熟成を経ている。白い花、洋ナシ、アプリコットなどの複雑な蜜ろうの香りが特徴だ。滑らかなアタックと、余韻の続くグレープフルーツのような苦みも感じられる。
同じく辛口の白ワイン「ピーター・レーマン マスターズ ウィガン リースリング」は、砂質土壌の畑で栽培したリースリングを、5年間にわたり瓶内で熟成した1本だ。繊細な果実とミネラルの風味、ライムやハーブのような柔らかい香りを楽しめる。
「ピーター・レーマン バロッサン カベルネ・ソーヴィニヨン」は、滑らかな舌触りのフルボディの赤ワイン。スミレの花、プラムやカシスの果実の香り、上品な新樽の炭のような香りがある。濃厚な果実感と甘い味わいに加え、深みを感じられる仕上がりになっている。
赤ワインの「ピーター・レーマン ポートレート カベルネ・ソーヴィニヨン」は、バロッサの典型的なカベルネに特徴的なカシスやベリーの香り、樽由来のバニラ香が楽しめる。濃厚な果実感と心地よいタンニンが魅力の1本だ。
参考小売価格(税別)は、「ピーター・レーマン マスターズ メンター カベルネ・ソーヴィニヨン」「同 マスターズ エイトソングス シラーズ」「同 マスターズ マーガレット セミヨン」「同 マスターズ ウィガン リースリング」が各4500円、「同 バロッサン カベルネ・ソーヴィニヨン」が2808円、「同 ポートレート カベルネ・ソーヴィニヨン」が2000円。いずれも750mlボトルで提供され、全国の取扱店で購入できる。
<関連リンク>
「ピーター・レーマン」新商品6品発売