テッレは2021年10月28日、スペイン・バスク地方のワイナリー、Crusoe Treasureによる海底熟成ワイン3種を発売した。クラウドファンディングサービス「Makuake」上で、数量限定で販売する。
海底熟成ワインは、海底約20mで6～12カ月ほど熟成させたワインのこと。潮の満ち引きや波、海流、圧力、重力などがワインの熟成を促進させ、地上で熟成させたワインよりも、ぶどうの果実味や色調が残ったまま、よりまろやかで滑らかな口当たりに変化する。
そんな海底熟成ワインを世界で初めて商品化したのが、スペイン・バスク地方の港湾都市ビルバオに位置するCrusoe Treasureだ。2008年の設立以来、海がワインに与える効果や作用の研究を続け、今やCrusoe Treasureのワインは、ヨーロッパだけでなくロシアや中国など各地へ輸出されている。
今回、Makuakeで限定販売するのは、海底での熟成期間が異なる「Sea Soul No.7」「Sea Passion No.6」「Sea Legend No.10」の3種だ。全てのワインにシリアルナンバーが付いており、オリジナル小冊子と抜栓方法などを記載した日本語訳カードが付属する。
白ワインの「Sea Soul No.7」は、6カ月の海底熟成期間を経て提供される。トロピカルフルーツを思わせる果実の芳醇な風味を特徴とし、フレッシュな酸味とミネラルを感じるバランスの良い1本。
赤ワイン「Sea Passion No.6」の海底熟成期間は9カ月で、濃い美しいルビー色を特徴とする。熟成した柔らかなタンニンに始まり、熟した果実やバニラ、ココナッツといった風味が次々と感じられる。
「Sea Legend No.10」は、スペインでも珍しいグレイ・グルナッシュを100％使用したオレンジワイン。12カ月の海底熟成を経て、複雑さと滑らかさが加わっている。
Makuake上のプロジェクトでは、1万3000円～4万8700円まで9コースを用意（いずれも税込）。石垣島在住の魚譜画家・長嶋祐成氏がデザインを手掛けたギフトボックス入りで、同年12月末までに配送予定だ。
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世界初の海底熟成ワイン、スペイン・バスク地方から日本上陸。応援購入サービス「Makuake」にて先行販売を開始。
