湯浅ワイナリーは2022年5月17日、木樽で14カ月以上熟成したワイン「TOA200 -空-」を発売した。「TOA200」シリーズのフラッグシップワインで、赤・白の2種を提供する。
和歌山県はミカンの名産地として知られるが、その他にもさまざまな果物を生産している。そんな和歌山県の果物を使ってワインやリキュールをつくろうと2019年に設立したのが、湯浅ワイナリーだ。醤油づくりで知られる和歌山県湯浅町で、発酵文化を生かしながらワインづくりに取り組んでいる。
同ワイナリーが手掛ける「TOA200」シリーズは、“ぶどうのポテンシャルを100%引き出し、200%おいしいワインをつくる”という思いを込めてつくられている。最新鋭の設備と工場長の35年以上の醸造経験を生かし、ステンレスタンクで発酵・熟成した「TOA200 -海-」と、ステンレスタンクで発酵させ、木樽で熟成した「同 -風-」を販売している。
そのシリーズに新たに加わったのが、発酵から熟成までを全て木樽で行う「TOA200 -空-」だ。シリーズの最上級品で、じっくりと樽内で熟成させることで、重厚感のある味わいに仕上げた。赤は、山ぶどう系の品種である北杜の雫とプティ・ヴェルドをブレンドしており、タンニンと酸のバランスが良く、芳醇な香りを持つ。シャルドネ100%でつくる白は、花の香りと樽香が楽しめる。
価格はいずれも4400円(税込)。湯浅ワイナリーのECサイトで購入できる。
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