テッレは2021年12月13日、スペインのワイナリー、Crusoe Treasureが手掛ける海底熟成ワインを発売した。クラウドファンディングサービス「Makuake」上で販売プロジェクトを展開していたが、同社ECサイトでの一般販売を開始した。
Crusoe Treasureは、2008年にスペイン・バスク地方に位置するビルバオ市に設立された。人工魚礁を兼ねたワインケージを使用し、世界で初めて海底熟成ワインの商品化に成功したワイナリーとして注目を集めている。
テッレでは、Makuake上で熟成期間が異なる3種のワインを先行販売していたが、新たにシラーを使用した赤ワインを加えて一般販売を開始。白ワインの「Sea Soul No.7」、赤ワインの「Sea Soul No.4」「Sea Passion No.6」、オレンジワインの「Sea Legend No.10」の4種を提供する。
新商品の「Sea Soul No.4」は、シラー100%でつくられた赤ワイン。スパイシーな風味とぶどうのはっきりとした果実味を特徴とする。海底での6カ月間の熟成を経て、まろやかな口当たりに仕上がっている。
白ワインの「Sea Soul No.7」は、ホワイト・グルナッシュのみでつくられ、海底で6カ月間熟成させた。完熟した果実の風味、フレッシュな酸味とミネラルが楽しめる。赤ワインの「Sea Passion No.6」は、テンプラニーリョを100%使用し、9カ月の海底熟成を経ている。希少品種のグレイ・グルナッシュを使った「Sea Legend No.10」は、日本でも人気が高まりつつあるオレンジワイン。1年間海底で熟成させることで、複雑でシルキーな風味となっている。
価格(税込)は、「Sea Soul No.4」「Sea Soul No.7」が1万3500円、「Sea Passion No.6」が1万7500円、「Sea Legend No.10」が2万円。バスクの美しい海をモチーフにしたギフトボックス入りで、全てのワインにシリアルナンバーが付いている。