青森県八戸市は2022年3月28日、新ヴィンテージの発売にあたって実施した、「八戸ワイン産業創出プロジェクト」に携わる地域おこし協力隊員へのインタビューを公開した。同年4月に、2021年に収穫したぶどうを使ったワインの発売を予定しており、同プロジェクトが手掛ける「八戸ワイン」の今後について語られている。
農業の付加価値向上と地域経済の活性化を目指し、2014年にスタートした同プロジェクト。2018年には、八戸で収穫したぶどうを85%以上使用したワイン「八戸ワイン」が誕生。現在では、赤・白だけでなく、ロゼやスパークリングなどバリエーション豊かなラインアップを取り扱っている。
八戸市地域おこし協力隊員の吉田宗司氏は、2019年9月からプロジェクトに参加している。自らぶどうを栽培し、ワインをつくるという夢を持ったワイン愛好家で、ネッビオーロやバルベーラ、ガルガーネガ、コルテーゼ、マルヴァジアなどの北イタリア産の品種を栽培している。「生産者が長い時間をかけて我が子のように育て上げたぶどうで、ワインはつくられている、というストーリーを思い浮かべながらワインを堪能してほしい」と語っている。
新ヴィンテージは、市内にある澤内醸造と八戸ワイナリーから2022年4月に発売予定。同時に八戸市では、地域おこし協力隊員を募集する。南郷地区の人々と協力しながら八戸ワイン産業創出プロジェクトや地域活性化に取り組みたいという人を募っている。
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