2022年04月

日本初輸入のナチュラルワイン「ホーボー・ワイン・カンパニー」5種が新発売

オルニスは2022年4月15日、日本初輸入となるアメリカ・カリフォルニアのワイナリー「ホーボー・ワイン・カンパニー(Hobo Wine Company)」のワイン5種を発売した。

同ワイナリーは2002年の創業以来、サステナブル経営と環境・人権問題に積極的に取り組む姿勢が注目を集めており、NYCの最先端ワインショップでも、その商品を数多く取り扱っている。

自然派ワイン造りを目指す同ワイナリーでは、カリフォルニア州サンタ・クルーズで有機栽培されたぶどうを使用し、「バンヤン・ゲヴェルツ」以外の全てのワインは天然酵母で発酵させている。また、MLF発酵も自然に任せ、添加物は一切使用していない。早めにぶどうを収穫することで“酸”を残してアルコール度数をあえて低めにし、できる限り人工的なものが介入しない、ごく自然なワインづくりを信条としている。

今回発売されたのは以下の5種ワイン。

「バンヤン ゲヴェルツトラミネール モントレー・カウンティ 21(Banyan Gewurtztraminer Monterey county 21)」は、東南アジア料理に合うワインを作るというアイデアから生まれた。酸と糖度のバランスが優れたゲヴェルツトラミネールを100%使用し、華やかでしっかりとした香りが特徴。21年は特に完全にドライな味わいで、残糖ゼロのシャープでクリーンな仕上がりとなっている。価格は税込2530円。

「フォーク マシーン “パーツ&レイバー”レッドワイン カリフォルニア20(Folk machine“parts&labor”red table wine 20)」は、サステナブルなワイン造りから生まれ、飲みやすさを追求したヴィーガンワイン。野生酵母を使用し、MLF発酵も自然に任せて造られた。2020年は山火事の影響でシラーやグルナッシュの収穫が少なかったため、カリニャンやピノ・ノワールなどをブレンドしている。ラズベリーとザクロに、胡椒の様なスパイシーな香りが特徴で、冷やしてグリル料理と合わせるのがおすすめ。価格は税込3135円。

「フォーク マシーン ピノ・ノワール セントラル・コースト 21(Folk machine Pinot noir central coast 21)」は、ピノ・ノワールを100%使用。フレンチオーク樽で9か月熟成してから全房発酵し、MLF発酵も自然に任せている。澱引きはせず、瓶詰めまで時々バトナージュをしながら澱の上にワインを維持することで、口当たりがまろやかになり、エレガントで引き締まった味わいのなかにも赤系果実の果実味とスパイスが感じられる。タンニンはマイルドで、何の料理にでも合う1本に仕上がった。価格は税込3630円。

「ホーボー ジンファンデル ソノマ・カウンティ 19(Hobo Zinfandel Sonoma County 19)」は、ジンファンデルを100%使用しており、ドライクリークバレー(チェンおよびラリック)ロシアンリバーバレー(ウェルストーン)、およびロックパイル(ブラナム)のぶどうに、ロックパイル産のプティ・シラー種を少量ブレンド。生産地の最も秀でた特徴が感じられるワインを目指し、地域全体の特性をカバーすることで、従来の濃厚で少々野暮ったさを感じるジンファンデルとは全く違う、エレガントでスムースな口当たりに仕上がった。価格は税込3850円。

「ゴーストライター シャルドネ サンタ・クルーズ・マウンテン19(Ghostwriter Chardonnay, Santa Cruz Mountains 19)」は、収穫量が少なく、深さ、濃さ、重厚感、濃密感が増した2019年もののシャルドネを100%使用。ウッドラフファミリーヴィンヤードから79%、アマヤリッジから21%をブレンドしている。発酵、MLF発酵を別々に行い、ブレンド後さらに7ヶ月間熟成することで、ワインらしさを残しつつ、澱も濁りもそのままに、後味の強いミネラル感の効いた酸味のあるシャルドネが誕生した。価格は税込5115円。

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About the author /  tomo

量販店の販売員、製造メーカーの設計部を経て、フリーライターに転身。ゆっくりお酒を飲みながら愛猫と戯れる夜のひと時に幸せを感じている。