ワインツーリズムさんりく実行委員会は2022年9月16日、「ワインツーリズムさんりく2022」を開催すると発表した。岩手県と宮城県の4つの市町を巡りながら、地元のワインと食を楽しめる。
青森県から宮城県に広がる三陸沿岸部は、世界でも有数の漁場として知られる。特に、南部のリアス海岸部では、地形を生かした漁業が盛んに行われている。一方で、東日本大震災から10年以上が経った現在でも、地域の活性化とその持続が課題となっており、継続的に多くの人々が訪問するようなきっかけづくりを模索している。
その機会の1つとして今回、三陸沿岸部の食やワインを知ってもらうイベント「ワインツーリズムさんりく2022」を初めて開催する。「三陸のワインと食のすばらしさを、“さんりくから全国へ、世界へ”。」というスローガンを掲げ、岩手県の大船渡市、陸前高田市、宮城県の気仙沼市、南三陸町に設けられた会場をシャトルバスで結び、三陸産のワインと地元食材を使った料理を楽しめる。
4市町の6ワイナリーのほか、青森県八戸市と岩手県野田村の3ワイナリーを加えた計9つのワイナリーが参加し、4つの会場でワインを提供する。他に、ディナーワイン会やランチワイン会、ぶどう畑ツアーなどのオプショナルツアー、イベントも開催予定だ。
開催期間は同年10月22日~23日で、参加費は6600円(税込)となる。シャトルバス利用料金や無料試飲チケットなども含まれており、公式Webサイトから購入できる。