ナーズヴィーノは2022年9月17日、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」上で、神奈川県の三浦半島で熟成させた「海底熟成オーガニックワイン」の先行予約販売を開始した。
海底熟成ワインは、戦時中に沈んだ船が1998年に引き揚げられた際に、船とともに80年以上海底で眠っていたシャンパンのおいしさが話題となり、注目を集めるようになった。海底は、ワインを保存する温度・湿度・紫外線の環境が最適で、長期熟成したかのように全体的にまろやかな味わいになるのだという。
三浦半島の小網代湾の海底は、“天然のワインセラー”と呼ばれ、全国でも珍しいワインの熟成に適した海だ。海流の影響を受けすぎず、1年を通してワインに最もよい15℃が維持されている。
今回、販売する「海底熟成オーガニックワイン 白/赤」は、シチリアの海の近くのワイナリーで醸造したオーガニックワインだ。使用するぶどうは、白がヴェルメンティーノ100%、赤がネロダーヴォラ100%で、それぞれ50本の計100本限定で販売する。
海底に沈めても海水が入り込まないように施されるコーティングには、自然環境に配慮し、小網代産の養蜂場のミツバチの蜜ロウを使用している。また、海底に沈めたり、引き上げたりする作業は地元の漁師に依頼し、地域活性化の一端を担っている。
赤・白とも30本限定で、価格は1本2万円(税込)。赤・白の2本セットは3万8000円(税込)となり、20セット限定で販売する。プロジェクト期間は、2022年10月31日までとなっている。
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