伊勢志摩ワイナリーは2022年11月1日、三重県伊勢志摩地方で初となるワイン醸造所「伊勢美し国(うましくに)醸造所」をオープンした。飲食店を併設したアーバンワイナリーとなる。
同年中にワインの生産を開始する予定で、日本固有品種の甲州やヨーロッパ系ぶどう品種のメルローを使用する。伊勢志摩らしい特徴を生かしたワインづくりを追求し、風土や食文化に寄り添うワインを目指す。
施設内には、醸造所の他に、伊勢志摩をはじめとするさまざまなアーティストが生み出すアート作品を取り入れた、飲食店も併設している。まずは、醸造所と同日に、窯焼きステーキの「伊勢 福多亭」とワインと伊勢の地酒を楽しめるバー「斎庭 YUNIWA」の2店舗がオープン。2023年初旬には、イタリア料理と炭焼きの「オステリア イルモスト」がオープンを予定している。
総支配人を務めるのは、JSA認定ソムリエ・エクセレンスの江頭篤彦氏だ。江頭氏は、国内のラグジュアリーホテルでチーフソムリエや料飲部マネージャーを経験しており、手掛けたワインリストが米ワイン誌『ワイン・スペクテイター(Wine Spectator)』でベスト・オブ・アワード・オブ・エクセレンスを受賞。現在は、日本ソムリエ協会の三重県副支部長として、地域のワイン産業の発展に貢献している。
伊勢志摩ワイナリーでは、ワインと共に、かつて“御食国”と呼ばれた伊勢志摩の海の幸と、豊富な山の幸のマリアージュを楽しんでほしいとしている。
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11月1日(火)「伊勢美し国醸造所」オープンのお知らせ三重県伊勢志摩地方における初のワイナリー「伊勢志摩ワイナリー」が飲食店併設のアーバンワイナリーをオープン