日本ワインの醸造家・安蔵光弘氏の半生を描いた映画『シグナチャー ~日本を世界の銘醸地に~』が、2023年3月10~16日に山梨(TOHOシネマズ 甲府)・茨城(TOHOシネマズ ひたちなか)で再上映される。国際映画祭で5冠受賞を成し遂げ、その凱旋上映となる。
同作は、シャトー・メルシャンのゼネラル・マネージャーを務める安蔵氏が、日本のワイン業界をけん引した麻井宇介(浅井昭吾)の思いを受け継ぎ、“日本を世界の銘醸地”にするために奮闘する姿を描いたもの。「ニース国際映画祭」での最優秀作品賞をはじめ、「パリ国際映画祭」での外国語映画優秀女優賞(竹島由夏氏)、「マドリード国際映画祭」の外国語映画最優秀助演男優賞(篠山輝信氏)を受賞している。
これらに加え、「ローマ国際フィルムメーカー映画祭2022」外国語部門の最優秀監督賞(柿崎ゆうじ監督)、「ロンドン国際フィルムメーカー映画祭2023」外国語部門の最優秀編集賞を受賞。国際映画祭で5冠という快挙を成し遂げたことを記念し、撮影が行われた山梨と、安蔵氏の出身地・茨城での上映が決定した。2劇場での凱旋上映では、柿崎監督の登壇イベントも企画しているという。
受賞について柿崎監督は、「ニース国際映画祭、パリ国際映画祭に続き、受賞できたことをうれしく思う。最優秀監督賞は、作品のために尽力してくれたスタッフ、キャスト、そして全ての日本ワイン関係者に感謝を込めて捧げたい」とコメントしている。