塩尻市観光協会は2023年5月24日、塩尻駅構内で栽培しているワイン用のぶどう品種メルローとナイアガラの誘引結束、芽欠き作業を実施した。
作業を行ったのは、塩尻駅の3・4番ホーム内にある「ホームのぶどう園」のぶどう棚。市内のぶどう農家、市民ボランティア、JR職員、環境協会員などが参加し、1時間ほど作業を実施した。
「桔梗ヶ原(ききょうがはら)メルロー」など、長野県塩尻市で生産されているワイン用ぶどうは、国内外で高い評価を得ている。市の主要産業の1つにもなっているワイン用ぶどうをPRするため、1988年に塩尻駅のホーム上にメルローとナイアガラの2種を栽培するぶどう棚を設置。ボランティアと共に栽培に取り組み、市内にあるワイナリーの協力のもと、駅のぶどうを使ってワインも醸造している。
駅でのぶどう栽培は国内だけでなく海外でも話題となっており、過去には世界的なワイン専門誌『ワイン・スペクテイター(Wine Spectater)』のWebサイトで紹介された。他にも、オーストラリアや台湾、ドイツ、ロシアなど、世界各国のメディアで取り上げられるなど、注目を集めている。
塩尻市観光協会では、ぶどう栽培やワインの醸造・販売などの様子を、今後も定期的に公式WebサイトやSNSアカウントを通じて発信するとしている。
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