フィラディスは2023年5月23日、コルクを抜かず、開けたてのワインを楽しめるワインガジェット「CORAVIN(コラヴァン)」全製品の取り扱いを開始した。開けた後もワインを数週間~数年間保存できるため、飲みたい時に飲みたい分だけ自由に楽しめる。
コラヴァンは、コルクを取り外さずワインを注げる、ワインの保存システム。ボトルのコルク部分に特殊なニードル(針)を刺してワインを注ぐと、不活性ガスが注入される。ボトルに残ったワインは酸素に触れないように保管できるため、機種に応じて最大4週間~数年間にわたって開けたてに近い風味を維持できる。
創業者のグレッグ・ランブレヒト氏は、医療グレードのニードルに関する知識を生かし、8年の歳月をかけてワイン保存システムを開発。2013年に「モデルC1000」を発売した。現在は、複数のシステムを提供しており、世界中のワイン専門家に利用され、高い評価を得ている。
価格(税込)は、酸化抑制期間が最大4週間の「Pivot」が2万900円、数カ月~数年間(天然コルク)の「Timeless Three+」が3万9600円、「Timeless Six+」が6万3800円、「Timeless Eleven」が9万9000円となる。「Timeless Eleven」は、自動ワイン抽出にも対応する。また、システムの他に、アルゴンガスカプセルやニードルなども提供する。
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CORAVIN全製品の正規取り扱いを5月23日(火)開始