エノテカは2023年7月1日、アメリカ・カリフォルニア州のダナ・エステーツから、「ヴァソ・カベルネ・ソーヴィニヨン」を発売した。
ダナ・エステーツは、1883年にドイツ出身のぶどう栽培家H.W.ヘルムズ氏が設立したワイナリーに起源を持つ。その後、閉鎖・再開を経て、韓国で食品流通会社を経営するヒサン・リー氏が買い取り、ダナ・エステーツとして2005年に創業した。
創業3年目には、「ロータス・ヴィンヤード・カベルネ・ソーヴィニヨン」の2007・2010ヴィンテージがワイン評価誌『ワイン・アドヴォケイト(Wine Advocate)』で100点を獲得。また韓国では、バイデン米大統領訪韓時など、国賓をもてなす際に提供されている。少量生産かつ高品質なワインは、新星カルトワインとして人気を集めている。
エノテカが日本の正規代理店として提供する「オンダ・カベルネ・ソーヴィニヨン」は、ボルドーの伝統にならい、複数の畑・品種のぶどうをブレンド。プラムのタルトを思わせる果実香に、コーヒーのような樽香が感じられる優雅なワインだ。収穫の後、畑のあるラザフォードの光景が谷底に打ち付ける金色の波(イタリア語で「オンダ・ドーロ」)のようだと感じたことから、その名が付けられたという。価格は税込5万2800円(税込)となる。
「ヴァソ・カベルネ・ソーヴィニヨン」は、所有畑のうち、冷涼な気候によるはつらつとした酸が特徴のハーシー・ヴィンヤードのぶどうを60%以上使用する。新樽率を15%に抑えることで果実味を際立たせ、若いうちから素晴らしい味わいを楽しめる。価格は1万8700円(税込)となっている。