2023年11月

日本ワイン「シャトー・メルシャン」をイタリアへ輸出

メルシャンは2023年10月31日、日本ワインブランド「シャトー・メルシャン」9アイテムをイタリアへ輸出すると発表した。同年11月中旬に輸出を開始し、順次、輸出品目を増やしていく予定だ。

「シャトー・メルシャン」は、“日本を世界の銘醸地に”というスローガンのもと、日本ワインの品質向上に取り組んできた。山梨県や長野県をはじめとする各地に複数の自社畑を保有し、それぞれの土地で個性を生かした日本ワインをつくっている。また、長野県のシャトー・メルシャン 椀子ワイナリーは、ワインツーリズムに取り組むワイナリーを表彰する「ワールド・ベスト・ヴィンヤード」に4年連続で選出され、2023年には世界38位を獲得した。

「シャトー・メルシャン」は、これまでにアメリカやシンガポール、香港などに輸出している。2019年にはイギリスへの輸出を開始し、高い評価を得てきた。この成功を受けて今回、新たにイタリアへの輸出を決定。イタリアは世界でも有数のワイン消費量を誇る国で、食に対して高い意識を持っている。近年では、日本文化や日本食への関心も高まっており、日本食を提供する飲食店の数も増えている。

イタリアへの輸出第1弾として、「シャトー・メルシャン 山梨甲州」「同 玉諸甲州きいろ香」など日本固有のぶどう品種である甲州を使ったワインや「同 北信シャルドネ」など、計9アイテムを提供する予定だ。

<関連リンク>
「シャトー・メルシャン」イタリアへの輸出を開始

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About the author /  NAGATA

カルチャー、音楽などを中心に執筆するフリーライター。大学院に在学し、インターネット文化を研究する傍ら、執筆に取り組んでいる。山梨県に在住している際に日本ワインの魅力にとりつかれる。