2023年11月

摘房ぶどうのクラフトビール「Far Yeast Grapevine 2023」発売

メルシャンは2023年11月7日、同社の日本ワイン「シャトー・メルシャン」のぶどうを栽培するメルシャンヴィティコール勝沼とFar Yeast Brewingがコラボレーションして生み出したクラフトビール「Far Yeast Grapevine 2023(ファーイースト グレープバイン2023)」を発売した。Far Yeast Brewingの公式ウェブストアで数量限定で販売する。

オリジナリティあふれる日本のビールを世界へ発信しているクラフトビールメーカーFar Yeast Brewingは、2020年7月から地元・山梨県の生産者や事業者と協業して「山梨応援プロジェクト」を実施している。このプロジェクトから誕生した「Far Yeast Grapevine」は、シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリーのぶどう畑で、摘房によって廃棄されるぶどうを原料としてアップサイクルした商品となる。

シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリーでは、2021年・2022年に続いて今年も「山梨応援プロジェクト」に参加。白ワイン品種の甲州と赤ワイン品種シラーの摘房ぶどう計600kgを提供した。

山梨のぶどうを使った限定商品として、「Far Yeast Grapevine」は毎年、ビアスタイルを変えて発売している。摘房したぶどうは糖度が低く、ワイン醸造には適さないが、ビールや発泡酒には十分な糖度があるため、食品ロス削減に貢献するだけでなく、香り豊かな商品に生まれ変わる。

2023年は、山梨ならではのぶどう品種である甲州と、赤ワイン品種のシラーを使用し、3000Lを醸造した。香気成分チオールがしっかり生かされた芳香が魅力で、ネルソンソーヴィンホップによる白ぶどうのようなアロマと、摘房ぶどうの青々しさが感じられ、不思議な味わいが楽しめる。

Far Yeast Brewingの公式ウェブストアのほか、全国のビアバー、飲食店、酒販店で販売する。

<関連リンク>
Far Yeast Brewingが「Far Yeast Grapevine 2023」を発売

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About the author /  tomo

量販店の販売員、製造メーカーの設計部を経て、フリーライターに転身。ゆっくりお酒を飲みながら愛猫と戯れる夜のひと時に幸せを感じている。