2024年08月

奄美大島の海底熟成ワインセラー「tlass SEA CELLAR」から3種のワインを初リリース

   

III Threeは2024年7月15日、サステナブルな海底熟成ワインセラー事業「tlass SEA CELLAR(トラス・シーセラー)」による初の海底熟成ワイン「2024 1st Edition」3種を発売した。2021年に世界自然遺産に登録された、奄美大島の海で熟成したワインとなる。

tlass SEA CELLARは、全国の漁場に魚礁や藻場礁を設置している岡部の海洋事業部と共同で開発。日本では比較的水温の高めな奄美大島の海において、海底熟成のポテンシャルを精査して“海のテロワール”をつくるため、マスター・オブ・ワイン(MW)の大橋健一氏と共に海底熟成ワインの調査を実施してきた。

同事業で初の市場展開となる「2024 1st Edition」は、2023年12月~2024年6月に海底でじっくり熟成したワインだ。「ラベントス・イ・ブラン ブラン・ド・ブラン」「トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン・ブラン2022」「ビルヘン デル ガリル マルーシャ メンシア」の3種を提供する。

「ラベントス・イ・ブラン ブラン・ド・ブラン」は、高品質なスパークリングワインに情熱を注ぐスペインのワイナリー、ラベントス・イ・ブランが手がける辛口のスパークリングワインだ。青リンゴ系の爽やかな香りとフレッシュなハーブ香、ミネラルのニュアンスが感じられ、繊細な泡立ちに爽やかな酸味、フルーティーな余韻が楽しめる。

「トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン・ブラン2022」は、フランスのジャン・マリー・ペネが醸造した白ワイン。フレッシュハーブとかんきつ系の爽やかな香り、美しい酸と膨らみのある味わいを特徴とする。

「ビルヘン デル ガリル マルーシャ メンシア」は、スペインのビルヘン デル ガリルが産する赤ワインで、濃厚でフルーティーなスペイン品種のメンシアを使用している。赤い果実とスミレなどのフローラルな香りを持ち、タンニンと酸味のバランスに優れる。

価格は2万7500円(税込)で、オフィシャルサイトから購入できる。また、奄美大島のワインバー「tlass SEA CELLAR BAR Beach Club」では、ボトルの他にグラスでも提供している。


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About the author /  tomo

量販店の販売員、製造メーカーの設計部を経て、フリーライターに転身。ゆっくりお酒を飲みながら愛猫と戯れる夜のひと時に幸せを感じている。